◇◆◇日々のみ言葉
2021年4月7日(水)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章28節~40節】
24:28 彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。
24:29 それで、彼らが、「一緒にお泊まり下さい。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」と言って無理に願ったので、イエスは彼らと一緒に泊まるために中にはいられた。
24:30 彼らと共に食卓に着かれると、イエスはパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された。
24:31 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかった。するとイエスは、彼らには見えなくなった。
24:32 そこでふたりは話し合った。「道々お話しになっている間も、聖書を説明して下さった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」
24:33 すぐさまふたりは立って、エルサレムに戻ってみると、十一使徒とその仲間が集まって、
24:34 「ほんとうに主はよみがえって、シモンにお姿を現わされた。」と言っていた。
24:35 彼らも、道であったいろいろなことや、パンを裂かれたときにイエスだとわかった次第を話した。
24:36 これらのことを話している間に、イエスご自身が彼らの真中に立たれた。そして彼らに言われた。「あなたがたに平安があるように。」
24:37 彼らは驚き恐れて、霊を見ているのだと思った。
24:38 すると、イエスは言われた。「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。
24:39 私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」
24:40 イエスはこう言われて、その手と足を彼らにお見せになった。
◎ショートメッセージ
《昨日の同じ箇所からとなります。エルサレムからエマオの家に戻ろうとしていた二人の弟子とは、クロパと彼の妻マリアであったと伝えられています。
さて、話は三日前に戻りたいと思います。主イエスの十字架の側にいた、主の弟子たち、そして女たちとは具体的に誰を指すのでしょうか。もちろん十二使徒は全員がその場にはおりません。主イエスの言われた通り、散り散りにされてしまいます。
主のあとをついて行った使徒は、ゼベタイの子ヨハネです。主イエスの実の従兄弟にあたります。そしてシモン・ペテロの二人です。それゆえ、ヨハネだけが真の目撃者として福音書に主イエスの十字架をリアルに書き記すことが出来たのです。
ヨハネによりますと、
『さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。
「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、
「彼らは私の着物を分け合い、私の下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。(ヨハネの福音書19:23~19:25)』となっています。
ヨハネだけが、クロパの妻マリアの名前を書き記しています。ここに、主イエスがエマオの道において、自分の家に戻ろうとしたクロパと妻マリアに、復活されたその日のうちに現われた理由があると思われるのです。
そして二人がエルサレムのヨハネ・マルコの家に戻った時に、主イエスが突然現われます。彼らに取っては二度目になるわけです。》