• 日々のみ言葉 2021年4月11日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年4月11日(日)

    ◎聖書箇所【ヨハネの福音書20章19節~29節】
    20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」
    20:20 こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。
    20:21 イエスはもう一度、彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父が私を遣わしたように、私もあなたがたを遣わします。」
    20:22 そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
    20:23 あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」
    20:24 十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたときに、彼らと一緒にいなかった。
    20:25 それで、ほかの弟子たちが彼に「私たちは主を見た。」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません。」と言った。
    20:26 八日後に、弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸が閉じられていたが、イエスが来て、彼らの中に立って「平安があなたがたにあるように。」と言われた。
    20:27 それからトマスに言われた。「あなたの指をここにつけて、私の手を見なさい。手を伸ばして、私のわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」
    20:28 トマスは答えてイエスに言った。「私の主。私の神。」
    20:29 イエスは彼に言われた。「あなたは私を見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」

    ◎ショートメッセージ
    《実は、今日の日々のみ言葉の聖書箇所は、本日4月第Ⅱ主日礼拝のメッセージと同じ箇所からとなります。

     主イエス様の弟子たちへの伝言は何でしたか。それは、
    「恐れてはいけません。行って、私の兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこで私に会えるのです。」とのことでした。

     それにもかかわらず、なぜ「週の初めの日」、すなわち復活されたその日のうちに、中から戸に鍵がかけられた部屋で、潜んでいた使徒たちと女たちの真ん中に、突然お姿を現わせられたのでしょうか。
     この時、十二使徒は実際には十人でした。イスカリオテのユダは、すでに脱落しており、また、なぜなのか、デドモ(双子)と呼ばれたトマスはいなかったのです。

     その答えは簡単です。彼らは「主イエスの復活」を信じてはいなかったからです。彼らにとって、主イエスは生きておられるメシアではなく、ローマ帝国反逆罪で処刑されてしまった死人であったのです。(私たちの身代わりとして、罪人になって下さったのですが。)
     それゆえに、マグダラのマリアおよび他の女たちの証言を信ぜず、この時、使徒の中で唯一、復活の主と出会ったシモン・ペテロの言葉も信じようとはしなかったのです。
     当然彼らは動こうともせず、またガリラヤに向けて出発しようともしませんでした。それゆえ、彼らの為に、主イエスはやって来て下さったのです。》

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