◇◆◇日々のみ言葉
2021年5月7日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書12章43節~45節】
12:43「汚れた霊が人から出て行って、水のない地をさまよいながら休み場を捜しますが、見つかりません。
12:44 そこで、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言って、帰って見ると、家はあいていて、掃除してきちんとかたづいていました。
12:45 そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。邪悪なこの時代もまた、そういうことになるのです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
ここで主イエスは、追い出された「汚れた霊」のことについて、言及しています。
今回は現代訳を掲載します。
『「あなたがたは、ちょうどこのような者ではありませんか。汚れた霊が人から出て行くと、休み場を求めて、水のないところをさ迷いますが、見つかりません。
その時、彼らは言います。『出て来た自分の家に帰ろう。』帰って見ると、空き家になっており、掃除してきちんとされていて、かたづいていました。
そこで、出かけて行って、自分よりも、もっと強いほかの七つの霊を連れて来て、中に入り、そこに住みこんでしまいます。すると、その人の終わりは、初めよりも、さらに悪くなってしまいます。邪悪なこの時代も、ちょうどこれと同じことになるのです。」』となっています。
主イエスは、パリサイ人や律法学者たちに向かって答えていることが分かります。
また、人が悔い改め、主イエスを信じ、自分の主として迎えた後に、主から離れ去ったとしたら、当然、そこは空き家になりますから、以前住んでいた汚れた霊が、戻って来て、強い他の七つの霊を連れて来て、住み込んでしまうことになるわけです。そうなると、確かにその人の状態は初めよりも悪くなるのは当然です。
ヘブル書の著者はこう警告します。
『一度光を受けて天からの賜物の味を知り、聖霊にあずかる者となり、神のすばらしいみ言葉と、後にやがて来る世の力とを味わったうえで、しかも堕落してしまうならば、そういう人々をもう一度悔い改めに立ち返らせることはできません。彼らは、自分で神の子をもう一度十字架にかけて、恥辱を与える人たちだからです。(ヘブル人への手紙6:4~6:6)』と。
二千年も今現在も、「邪悪な時代」には変わりありません。私たちは、その中において、世の光として、また地の塩として、それぞれの使命を果たして行くのです。
決して、自分で光を消したり、また塩気を抜いたりすることのないよう、日々、互いに励ましあって、ゴール地点を目指して行こうではありませんか。明日は先に行きます。》