• 日々のみ言葉 2021年5月6日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年5月6日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書12章43節~45節】
    12:43「汚れた霊が人から出て行って、水のない地をさまよいながら休み場を捜しますが、見つかりません。
    12:44 そこで、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言って、帰って見ると、家はあいていて、掃除してきちんとかたづいていました。
    12:45 そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。邪悪なこの時代もまた、そういうことになるのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《ある安息日のことです。カペナウムの会堂に主イエスと使徒たちの一行が入った時、そこには片手のなえた人がいたのです。実は、パリサイ人や律法学者たちが、主イエスを訴える為に、あえて連れて来たのです。主イエスは、彼をいやしてあげました。
     そして、会堂を出ると大勢の人々が、主イエスのあとをついて来たのです。その時、悪霊につかれた、目も見えず、口もきけない人が、主の御もとに連れて来られたのです。 主イエスは、悪霊を追い出し、彼をいやされたので、その人はものを言い、目も見えるようになりました。
     この出来事に関しての、使徒たちへの教えが、今日の聖書箇所になります。

     当時のユダヤにおいて、大きな問題は「悪霊」が関係していました。マルコは、主イエスがなされた最初のミニストリーが「悪霊追い出し」であった事を書き記しています。
     悪霊とは、かつては御使い(天使)であった者たちで、悪魔(サタン)に従い、堕落して悪霊となった超自然的な霊的存在のことです。彼らは人格を持っています。そして徹底的に邪悪であり、彼らには何一つ良いものがありません。

     主イエス様の権威によって、汚れた霊が取り憑いていた人から追い出されました。そして、さまよい取り憑く先を捜しますが、見つかりません。そこで、「もといた所に戻ろう」と言って戻って見ると、その人の心はぽっかりとあいていたと言うのです。
     すると、その汚れた霊は出て行って、自分よりも悪い他の霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくと言われます。
     そうなると、その人の状態は、前よりも、さらに悪くなるわけです。

     それではどうしたら良いのでしょうか。
     新しく住む人を迎えることです。かつて汚れた霊が住んでいた家に、新しい住居人を迎えれば良いのです。その方こそが「聖霊様」です。
     主イエス様を心の奥底から信じ、口で「イエスは私の主である」と告白するならば、主の霊でもある聖霊様が、その人の中にやって来ます。そうなれば、出て行った汚れた霊が戻ろうとしても、すでに満室ですから、はいることは出来ないのです。

     主イエスによって、悪霊から解放された人は、様々な問題が解決し、いやされますが、それと同時に、主を信じて従う「主の弟子」になる必要があるのです。
     この時、まだおおやけに聖霊様は降ってませんが、主イエスが悪霊を追い出し、解放された人が、主を信じて弟子となった場合には、一時的かも知れませんが、聖霊がその人の中に住まわれたと私は信じています。》

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