◇◆◇日々のみ言葉
2021年6月1日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書13章47節~51節】
13:47 また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。
13:48 網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。
13:49 この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、
13:50 火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
13:51 あなたがたは、これらのことがみなわかりましたか。」彼らは「はい。」とイエスに言った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
このたとえが、「収穫」の時であることは、昨日に学んだとおりです。今日は、主イエスの言われたこのたとえの一つ一つの意味を考えて行きたいと思います。
「あらゆる種類の魚」とは、もちろんガリラヤ湖の魚ではありません。ガリラヤ湖ではそれほど多い種類の魚はいないからです。しかし海は違います。様々な魚がおり、その中には食用には適さない種類のものも多く存在しています。つまり、全世界に住んでいるあらゆる人種を意味しているのです。
白人も黒人も、そして黄色人種も、またそれらの分類には属さない人種も世界には存在します。それらの人種の人々全部を集める時こそが、「地引き網」のたとえなのです。
網がいっぱいになる時は、必ずやって来ます。すると網は引き上げられるのです。
さて「すわり込んで」と言われていますが、誰がすわるのでしょうか。ここでは複数形ではなく単数形が用いられています。すなわち「裁き主」である主イエス様が、すわられるのです。それから何をなされますか。良いもの(魚)は器に入れるのです。そして悪いもの(魚)は、すなわち食用に適さないものは捨てるのです。
この世界には、良いものと悪いものが存在します。しかし、創造主なる神様は、決して悪いものを、また悪人や悪魔や悪霊を創造されたのではありません。創造主なる神様、すなわち父なる神様と御子イエス様、そして聖霊様は、本当に良いものだけを創造されたのです。
しかし、天使長ルシファーが反逆し、三分の一の御使いを手下とし、この地上に落とされました。悪魔となったルシファーは、蛇の姿に身をやつし、最初の人アダムとエバを誘惑したのです。
彼らが、「決して食べてはならない」と命じられていた「善悪を知る知識の木」から実を取って食べた時、世界に罪が入り込んだのです。
それから、世界は真暗闇の中に落とされました。それだからこそ、真の光が必要とされるのです。」
その「真の光」こそ、今から二千年ほど前にお生まれになった、主イエス・キリスト様なのです。
やがて、主イエス様は、再びこの世界にやって来られます。その時、主は、地引き網を引き上げられるのです。》