◇◆◇日々のみ言葉
2021年6月26日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書15章12節~14節】
15:12 そのとき、弟子たちが、近寄って来て、イエスに言った。「パリサイ人が、み言葉を聞いて、腹を立てたのをご存じですか。」
15:13 しかし、イエスは答えて言われた。「私の天の父がお植えにならなかった木は、みな根こそぎにされます。
15:14 彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。」
◎ショートメッセージ
《『「なぜ、あなたがたも、自分たちの言い伝えのために神の戒めを犯すのですか。
神は『あなたの父と母を敬え。』また『父や母をののしる者は、死刑に処せられる。』と言われたのです。
それなのに、あなたがたは、『だれでも、父や母に向かって、私からあなたのために差し上げられる物は、供え物になりましたと言う者は、その物をもって父や母を尊んではならない。』と言っています。こうしてあなたがたは、自分たちの言い伝えのために、神の言葉を無にしてしまいました。
偽善者たち。イザヤはあなたがたについて預言しているが、まさにそのとおりです。
『この民は、口先では私を敬うが、その心は、私から遠く離れている。彼らが、私を拝んでも、無駄なことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』」(マタイの福音書15:3~15:9抜粋)
この主イエスの言葉を聞いたパリサイ人や律法学者たちは、非常に腹を立てたのです。しかも群衆に向かって、主イエスは、彼らが語る言葉が、人を汚すとも言われたのです。
それゆえ、主イエスの弟子たちが、心配して主イエスに近寄って来て言ったわけです。
「パリサイ人が、み言葉を聞いて、腹を立てたのをご存じですか。」
この言葉を真っ先に言ったのは誰なのか、聖書には詳しく書かれてはおりません。しかし、私はやはりシモン・ペテロであると思うのです。
すると主は言われます。
「私の天の父がお植えにならなかった木は、みな根こそぎにされます。」と。
実はこの言葉は、以前に、バプテスマのヨハネによって、彼らに向けて与えられているのです。
『パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けに来るのを見たとき、ヨハネは彼らに言った。
「まむしのすえたち。だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。
『われわれの先祖はアブラハムだ。』と心の中で言うような考えではいけません。あなたがたに言っておくが、神は、この石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。(マタイの福音書3:7~3:10)』と。
バプテスマのヨハネと同じように、ここにおいても、主イエスは彼らに悔い改めを迫っておられます。》