• 日々のみ言葉 2021年10月5日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年10月5日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書21章8節~11節】
    21:8 すると、群衆のうち大ぜいの者が、自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの人々は、木の枝を切って来て、道に敷いた。
    21:9 そして、群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」
    21:10 こうして、イエスがエルサレムにはいられると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」と言った。
    21:11 群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からです。
     当時のユダヤにおいて、上着はその持ち主に取って、大切な財産でもありました。その上着を道に敷いたと言うことは、最大の敬意を払っていることを意味しています。
     しかも、その敷かれた上着の上を、素足で主イエスが歩かれるのではないのです。主イエスの乗られたろばの子と母ろばの雌ろばが、通って行くことになります。
     当然、馬やろばは生きておりますから「糞」を落とすわけです。上着の上に糞をされたらどう思いますか。それこそ、ふんぞり返りたい気持ちになりますね。
     主イエスが通られた後、上着の持ち主は、おそらくエルサレムの泉で洗ったのではないでしょうか。

     さて、群衆は、主イエスの前を行く者も、あとに従う者も、叫んでいたとあります。
    「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」

     おそらく、十二弟子は、主イエスの乗られる子ろばの前を歩き、また他の弟子たちは、子ろばに付いて行く雌ろばの後に従っていたのではないでしょうか。よって、このように叫んでいたのは、弟子たちです。その声を聞いて、周りに集まって来た群衆も同じように、声を合わせて、叫んだと思われます。
    「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」

     この意味は、「救い主」と言うことです。旧約聖書に預言され、約束された「メシア」であると言うことです。
     こうして、主イエスの一行は、エルサレムの門を通過して、都の中に入りました。この時の十二使徒や他の弟子たちの気持ちは、いかばかりであったことでしょうか。おそらく、主イエスに選ばれたことを、心から感謝し、また誇りに思ったのではないでしょうか。

     人々は、聞きます。
    「この方は、どういう方なのか。」
    「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」

     この答えの言葉も預言が成就したことを表わしています。
    『そして、ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「この方はナザレ人と呼ばれる。」と言われた事が成就するためであった。(マタイの福音書2:23)』と。》

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