◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月4日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章8節~11節】
21:8 すると、群衆のうち大ぜいの者が、自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの人々は、木の枝を切って来て、道に敷いた。
21:9 そして、群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高き所に。」
21:10 こうして、イエスがエルサレムにはいられると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」と言った。
21:11 群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。
◎ショートメッセージ
《「しゅろの日曜日」における「エルサレム入場」の場面となります。この記事は、すべての福音書に描かれています。今日は、ルカの福音書から同一並行記事を掲載します。
『これらのことを話して後、イエスは、さらに進んで、エルサレムへと上って行かれた。
オリーブという山のふもとのベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、イエスは二人の弟子を使いに出して、言われた。
「向こうの村に行きなさい。そこにはいると、まだ誰も乗ったことのない、ろばの子がつないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて連れて来なさい。もし、『なぜ、ほどくのか。』と尋ねる人があったら、こう言いなさい。『主がお入用なのです。』」
使いに出された二人が行って見ると、イエスが話されたとおりであった。彼らがろばの子をほどいていると、その持ち主が、
「なぜ、このろばの子をほどくのか。」と彼らに言った。弟子たちは、
「主がお入用なのです。」と言った。
そして二人は、それをイエスのもとに連れて来た。そして、そのろばの子の上に自分たちの上着を敷いて、イエスをお乗せした。イエスが進んで行かれると、人々は道に自分たちの上着を敷いた。
イエスがすでにオリーブ山のふもとに近づかれたとき、弟子たちの群れはみな、自分たちの見たすべての力あるわざのことで、喜んで大声に神を賛美し始め、こう言った。「祝福あれ。主の御名によって来られる王に。天には平和。栄光は、いと高き所に。」
するとパリサイ人のうちのある者たちが、群衆の中から、イエスに向かって、
「先生。お弟子たちをしかって下さい。」と言った。イエスは答えて言われた。
「私は、あなたがたに言います。もしこの人たちが黙れば、石が叫びます。」(ルカの福音書19:28~19:40)』
この場面を一番詳しく書き記しているのはルカです。特に、この後に主イエスが涙を流される場面までもが、非常にリアルに描かれています。もちろん、この時にはまだルカは救われておらず、またこの場に居合わせてはおりません。
『パリサイ人のうちのある者たちが、群衆の中から、イエスに向かって、「先生。お弟子たちをしかって下さい。」と言った。』とありますが、もしかしたらこの人物は、サウロであったかも知れません。
もし、そうだとするならば、ルカがパウロの監修のもとに福音書を書いた理由が分かると思えるのです。もちろん真偽はわかりませんが、この場面にサウロが居合わせていなかったとしたら、一体どのようにして、この記事を掲載することが出来ると言えるのでしょう。》