◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月9日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章18節~22節】
21:18 翌朝、イエスは都に帰る途中、空腹を覚えられた。
21:19 道ばたにいちじくの木が見えたので、近づいて行かれたが、葉の他は何もないのに気づかれた。それで、イエスはその木に「おまえの実は、もういつまでも、ならないように。」と言われた。すると、たちまちいちじくの木は枯れた。
21:20 弟子たちは、これを見て、驚いて言った。「どうして、こうすぐにいちじくの木が枯れたのでしょうか。」
21:21 イエスは答えて言われた。「まことに、あなたがたに告げます。もし、あなたがたが、信仰を持ち、疑うことがなければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言っても、そのとおりになります。
21:22 あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。」
◎ショートメッセージ
《この記事は、マルコの福音書にも並行記事として記載されています。
マルコによりますと、
『こうして、イエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてを見て回った後、時間ももうおそかったので、十二弟子と一緒にベタニヤに出て行かれた。
翌日、彼らがベタニヤを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、それに何かありはしないかと見に行かれたが、そこに来ると、葉の他は何もないのに気づかれた。いちじくのなる季節ではなかったからである。
イエスは、その木に向かって言われた。
「今後、いつまでも、誰もおまえの実を食べることのないように。」弟子たちはこれを聞いていた。夕方になると、イエスとその弟子たちは、いつも都から外に出た。
朝早く、通りがかりに見ると、いちじくの木が根まで枯れていた。ペテロは思い出して、イエスに言った。
「先生。ご覧なさい。あなたののろわれたいちじくの木が枯れました。」
イエスは答えて言われた。
「神を信じなさい。まことに、あなたがたに告げます。誰でも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。(マルコ福音書11:11~11:14・11:19~11:24)』と、書かれています。
マタイでは、たちまち枯れたことになっていますが、マルコでは次の日の朝にいちじくが枯れたことになっています。これはマルコの福音書の表現が正しいかと思われます。
マタイは、一日で枯れたことを「たちまち枯れた」と置き換えていますが、結局は同じ事であるかと思われます。
そして、ここで主イエスが教えられている真理とは、「あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。」と言うことであり、私たちに祈り求める事と、信じる事の重要性を教えているのです。》