◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月11日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章23節~27節】
21:23 それから、イエスが宮にはいって、教えておられると、祭司長、民の長老たちが、みもとに来て言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。だれが、あなたにその権威を授けたのですか。」
21:24 イエスは答えて、こう言われた。「私も一言あなたがたに尋ねましょう。もし、あなたがたが答えるなら、私も何の権威によって、これらのことをしているかを話しましょう。
21:25 ヨハネのバプテスマは、どこから来たものですか。天からですか。それとも人からですか。」すると、彼らはこう言いながら、互いに論じ合った。「もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったか、と言うだろう。
21:26 しかし、もし、人から、と言えば、群衆がこわい。彼らはみな、ヨハネを預言者と認めているのだから。」
21:27 そこで、彼らはイエスに答えて、「わかりません。」と言った。イエスもまた彼らにこう言われた。「私も、何の権威によってこれらのことをするのか、あなたがたに話すまい。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、受難週の一週間は、夜はゲッセマネの園もしくは、ベタニヤのマルタとマリア姉妹と弟ラザロの家に泊まられ、昼はエルサレム市内に入り、宮において教えられたり、また病人や不具合のある人たちをいやされたのです。
ここに登場します「祭司長と民の長老たち」とは、もちろんユダヤ最高議会から遣わされて来た議員たちのことです。
そして、彼らが、「何の権威によってこれらのことをしているのか」と言っていることは、主イエスの教えと、それに伴う奇跡の御わざを指していることは、言うまでもありません。
預言者イザヤは、来たるべきメシヤなるお方が成される「御わざ」について、明確に述べています。
『その日、耳しいた者が書物の言葉を聞き、盲人の目が暗黒と闇の中から物を見る。(イザヤ29:18)』と。しかも、このしるしを何度もイザヤは、その書に繰り返しているのです。
ヨハネの福音書によりますと、
『またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。
「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」イエスは答えられた。
「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。私たちは、私を遣わした方のわざを、昼の間に行なわなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます。私が世にいる間、私は世の光です。」(ヨハネ9:1~9:5)』と、生まれつき目の見えない盲人の青年のいやしが書き記されています。
このしるしを目の当たりに見たとしても、祭司長たちや律法学者たちは信じようとはしないのです。明日も同じ箇所からです。》