◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月12日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章23節~27節】
21:23 それから、イエスが宮にはいって、教えておられると、祭司長、民の長老たちが、みもとに来て言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。だれが、あなたにその権威を授けたのですか。」
21:24 イエスは答えて、こう言われた。「私も一言あなたがたに尋ねましょう。もし、あなたがたが答えるなら、私も何の権威によって、これらのことをしているかを話しましょう。
21:25 ヨハネのバプテスマは、どこから来たものですか。天からですか。それとも人からですか。」すると、彼らはこう言いながら、互いに論じ合った。「もし、天から、と言えば、それならなぜ、彼を信じなかったか、と言うだろう。
21:26 しかし、もし、人から、と言えば、群衆がこわい。彼らはみな、ヨハネを預言者と認めているのだから。」
21:27 そこで、彼らはイエスに答えて、「わかりません。」と言った。イエスもまた彼らにこう言われた。「私も、何の権威によってこれらのことをするのか、あなたがたに話すまい。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。昨日は、祭司長と民の長老たちが言う「これらのこと」について考えて見ました。
彼らが「権威」と言っていることから、主イエスの教えと御わざには、「権威」が伴っていることを、認めざるを得なかったのです。
また、「誰が、その権威を授けたか」と聞いていることから、本当は、神様が授けられたことに気づいていながらも、あえてそれを認めようとはせず、主イエスの答えから、言葉じりを捕らえて、何とか罪に陥れようとしていることがうかがえます。
それに対して主イエスは、質問で答えられます。
「私も一言あなたがたに尋ねましょう。もし、あなたがたが答えるなら、私も何の権威によって、これらのことをしているかを話しましょう。ヨハネのバプテスマは、どこから来たものですか。天からですか。それとも人からですか。」
バプテスマのヨハネは、この時すでに、ヘロデ・アンティパスによって殉教しています。しかし、彼の成し遂げた働きは、ユダヤ全土を揺り動かしたのです。王でさえ、彼に一目を置いていたのです。
最高議会は、バプテスマのヨハネの所へ議員を遣わしています。
ヨハネの福音書によりますと、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、
「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。彼は告白して否まず、
「私はキリストではありません。」と言明した。また、彼らは聞いた。
「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」彼は言った。
「そうではありません。」
「あなたはあの預言者ですか。」彼は答えた。
「違います。」そこで、彼らは言った。
「あなたは誰ですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」彼は言った。
「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」
彼らは、パリサイ人の中から遣わされたのであった。(ヨハネ1:19~1:24)』と書かれています。明日も同じ箇所からです。》