◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月21日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書22章8節】
22:8 「そのとき、王はしもべたちに言った。『宴会の用意はできているが、招待しておいた人たちは、それにふさわしくなかった。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、「王子の結婚の披露宴」のたとえから学びます。
『天の御国は、王子のために結婚の披露宴を設けた王にたとえることができます。王は、招待しておいたお客を呼びに、しもべたちを遣わしたが、彼らは来たがらなかった。
それで、もう一度、次のように言いつけて、別のしもべたちを遣わした。
『お客に招いておいた人たちにこう言いなさい。「さあ、食事の用意ができました。雄牛も太った家畜もほふって、何もかも整いました。どうぞ宴会にお出かけ下さい。」』
ところが、彼らは気にもかけず、ある者は畑に、別の者は商売に出て行き、その他の者たちは、王のしもべたちをつかまえて恥をかかせ、そして殺してしまった。王は怒って、兵隊を出して、その人殺しどもを滅ぼし、彼らの町を焼き払った。」(マタイ22:2 ~22:7)』
その続きとなります。王は言います。
「宴会の用意はできているが、招待しておいた人たちは、それにふさわしくなかった。」と。
彼らは招待されていたのです。彼らには、王子の結婚式の招待状が送られていたのです。その招待状がなければ、婚宴の席には着けないのです。それにも関わらず、彼らはその婚宴に出席することを拒んだと言うのです。
ここで、王が言う「ふさわしい」とは、どのようなことなのでしょうか。それは、王と共に、すなわち神様と共に、王子の、すなわち主イエスの婚宴を、共に喜び祝ってくれる人のことを言うのです。
つまり、ふさわしくないと判断された人々は、王子である主イエスの婚宴の席を快く思わない者たちであると言うことです。あるいは、無関心でもあるのです。
実際問題として、「王子の結婚披露宴」の席は、本当に存在するのでしょうか。もちろん存在します。主イエスが、花婿として、花嫁である「公の教会」を迎えに来られた後、天において催される婚宴の席こそが、それに当たります。
その席にふさわしくない者とは、救い主イエスを信じ受け入れない人々を指し示すことは言うまでもありません、しかし、このたとえにおいては、明確に「ユダヤの指導者たち」のことを指しています。彼らは、どんな奇跡を目撃しようと、主イエスを信じようとしないのです。
なぜなのでしょうか。
それは、彼らの心が、あまりにも頑なだからです。彼らは、自分たちが正しい、と言う姿勢を変えようとはしないのです。
教会も同じです。『自分たちの教会の教理だけが正しい』と主張する教会は、まさにカルトです。主イエスは、多様性を認めておられます。教会が最も誇るべきことは、ただ一つ、「十字架」だけなのです。》