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日々のみ言葉 2021年10月31日(日)
◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月31日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書22章34節～40節】
22:34 しかし、パリサイ人たちは、イエスがサドカイ人たちを黙らせたと聞いて、一緒に集まった。
22:35 そして、彼らのうちのひとりの律法の専門家が、イエスを試そうとして、尋ねた。
22:36 「先生。律法の中で、大切な戒めはどれですか。」
22:37 そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
22:38 これがたいせつな第一の戒めです。
22:39 『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。
22:40 律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」◎ショートメッセージ
《この記事は、マルコの福音書にも同一並行記事として掲載されています。しかし、その内容は若干異なっています。マルコによりますと、
『律法学者がひとり来て、その議論を聞いていたが、イエスが見事に答えられたのを知って、イエスに尋ねた。
「すべての命令の中で、どれが一番大切ですか。」イエスは答えられた。
「一番大切なのはこれです。『イスラエルよ。聞け。我らの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、他にありません。」
そこで、この律法学者は、イエスに言った。
「先生。そのとおりです。『主は唯一であって、その他に、主はない。』と言われたのは、まさにそのとおりです。また『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する。』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっと優れています。」
イエスは、彼が賢い返事をしたのを見て、言われた。
「あなたは神の国から遠くない。」
それから後は、だれもイエスにあえて尋ねる者がなかった。(マルコ12:28～12:34)』となっています。マタイの福音書では、集まって来たパリサイ人の代表として、一人の律法学者が、主イエスを試そうとして質問することになっています。
しかし、マルコでは、そうではなくて、心からの質問を主イエスに投げかけたように書かれています。
どちらが正しいのかは、判断出来かねますが、この律法学者の答えと、それに対する主イエスの答えには、ほのぼのとした印象を抱くのは、果たして私だけでしょうか。
特に、｢あなたは神の国から遠くない。｣と言うお言葉に、彼だけでなく、周りにいた人々は、感動したに違いないと思われるのです。それだからこそ、このあと、誰も主イエスに、あえて尋ねる者がいなかったのではないでしょうか。》
