◇◆◇日々のみ言葉
2021年11月4日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書23章1節~4節】
23:1 そのとき、イエスは群衆と弟子たちに話をして、
23:2 こう言われた。「律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。
23:3 ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。けれども、彼らの行ないをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。
23:4 また、彼らは重い荷をくくって、人の肩に載せ、自分はそれに指一本さわろうとはしません」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
再度、現代訳を掲載します。
『そのとき、イエスは群衆と弟子たちに話をして、こう言われた。
「律法学者やパリサイ派の人たちは、モーセの座について、権威ある者として人々を教えています。ですから、彼らがあなたがたに言うことは、すべて実行し、守りなさい。しかし、彼らのすることを見倣ってはいけません。彼らは言うだけで、実行しないからです。
彼らは、旧約聖書の律法を間違って解釈し、それを人間の規則として、重い荷物のように、人々に課しますが、自分たちはそれを実行できるように、指一本も貸そうとはしません。」(現代訳マタイ23:1~23:4)』
律法学者やパリサイ人たちは、モーセ五書を重んじます。モーセ五書のことを、トーラーと言い、イスラエル人の男性ならば、ほとんどの者が暗誦出来ると言えるでしょう。 イスラエル人は、子どもたちに、最初に「レビ記」を覚えさせるようです。
レビ記には、イスラエルの民が守るべきいけにえの制度、様々な律法、宗教的な祭り等について記されている書です。
主イエスは、ご自身の十字架によって、この祭儀律法を終わらせたのです。それによって、万人祭司と言う真理が生まれたのです。
ここで、主イエスは、群衆に弟子たちに、
「ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。」と言われました。この言葉を、どう理解したら良いのでしょうか。
この後、主イエスは、
「けれども、彼らの行ないをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。」と言われます。
つまり、パリサイ人や律法学者たちでさえ、守れないことを、弟子たちには、「みな、行ない、守りなさい」と言われたことになります。
要するに、彼らが教え勧めていることは、
「旧約聖書の律法を間違って解釈し、それを人間の規則として、重い荷物のように、人々に課し」ていることなのです。人には、守れるわけはないのです。
律法をすべて守ったお方は、主イエス様だけだからです。主は、律法を成就し、廃棄させる為に来られたのです。》