• 日々のみ言葉 2021年11月6日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年11月6日(土)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書23章8節~10節】
    23:8「しかし、あなたがたは先生と呼ばれてはいけません。あなたがたの教師はただひとりしかなく、あなたがたはみな兄弟だからです。
    23:9 あなたがたは地上のだれかを、われらの父と呼んではいけません。あなたがたの父はただひとり、すなわち天にいます父だけだからです。
    23:10 また、師と呼ばれてはいけません。あなたがたの師はただひとり、キリストだからです。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエスは、弟子たちに、パリサイ人や律法学者たちについて教えられました。
    「彼らのしていることはみな、人に見せるためです。経札の幅を広くしたり、衣のふさを長くしたりするのもそうです。また、宴会の上座や会堂の上席が大好きで、広場であいさつされたり、人から先生と呼ばれたりすることが好きです。」

     ユダヤ人の会堂において、安息日ごとに行なわれる礼拝では、パリサイ人や律法学者たちの座席は、決められていました。それは一番前の席です。すなわち上席のことです。
     また宴会においても、上座に迎えられました。上座とは、主人の右と左の席を指し示します。右が主賓で、左がその次に当たる客となります。
     最後の晩餐において、主イエスの右側にいたのは、ヨハネでした。そして左側にいたのが、イスカリオテのユダであったのです。これも偶然ではなく、意味がありました。

    「しかし、あなたがたは先生と呼ばれてはいけません。あなたがたの教師はただひとりしかなく」と、主イエスは言われています。もちろん、主ご自身を指しています。

     そして、
    「あなたがたは地上のだれかを、われらの父と呼んではいけません。あなたがたの父はただひとり、すなわち天にいます父だけだからです。」と言われています。もちろん、天におられる父なる神様のことを表わしています。

     そして、
    「師と呼ばれてはいけません。あなたがたの師はただひとり、キリストだからです。」と言われています。

     しかし、本当に、「先生」「教師」「われらの父」「師」と呼ばれてはいけないのでしょうか。主イエスの言われる真意とは何なのでしょうか。

     主イエスが禁じられているのは、その称号あるいは名称ではありません。それらの称号や名称を勝ち取ろうとする虚栄心や、世俗的な競争心のことなのです。すなわち、尊敬されたい、そのような名誉ある権威の名前や、称号で呼ばれたい、と言う欲望を禁じておられるのです。

     また、「兄弟」とは、皆が主にある兄弟であり姉妹なのです。しかし、聖霊様は教会の中に秩序を保たれます。教会を導く指導者が、主イエスにあって選ばれていることを忘れてはならないのです。》

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