• 日々のみ言葉 2021年11月17日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年11月17日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書23章33節~36節】
    23:33「おまえたち蛇ども、まむしのすえども。おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。
    23:34 だから、私が預言者、知者、律法学者たちを遣わすと、おまえたちはそのうちのある者を殺し、十字架につけ、またある者を会堂でむち打ち、町から町へと迫害して行くのです。
    23:35 それは、義人アベルの血からこのかた、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上で流されるすべての正しい血の報復があなたがたの上に来るためです。
    23:36 まことに、あなたがたに告げます。これらの報いはみな、この時代の上に来ます。」

    ◎ショートメッセージ
    《ここで、主イエスは、最高議会に属しているパリサイ人や律法学者たちに向けて、最終的に厳しい裁きがあることを、明言しています。

    「ゲヘナの刑罰」とは、直訳的には「死」を意味していますが、「地獄」を暗示しています。

    「だから、私が預言者、知者、律法学者たちを遣わすと、おまえたちはそのうちのある者を殺し、十字架につけ、またある者を会堂でむち打ち、町から町へと迫害して行くのです。」

     これは、不思議な言葉です。
    「預言者」は分かります。なぜなら、ユダヤ人は、過去において預言者を迫害して来たからです。自分たちに都合の良い預言をする者は重視し、自分たちが不利益を被るような預言をする者は、排除して来たのです。

    「知者」とは、主イエス様のことです。
     そして、「律法学者」とは、どのような意味なのでしょうか。今、主イエスは、パリサイ人や律法学者たちに向けて話されています。なのに、なぜここに「律法学者たち」が出て来るのでしょうか。
     これは、間違いなくパウロを預言しています。またニコデモや、アリマタヤのヨセフをも含んでいると言えるでしょう。

    「それは、義人アベルの血からこのかた、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上で流されるすべての正しい血の報復があなたがたの上に来るためです。まことに、あなたがたに告げます。これらの報いはみな、この時代の上に来ます。」

     この預言が成就するのは、紀元70年のことです。この時から、40年以上も先のことです。それまでに、まだ彼らには、恵みと哀れみによって、悔い改めの期間が残されていることになります。主イエスは、彼らの為にも十字架にかかられるのです。》

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