◇◆◇日々のみ言葉
2021年11月20日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書24章3節】
24:3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話し下さい。何時、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、受難週において、毎日、昼間はエルサレム市内に入り神殿(宮)にて群衆を教えられました。そして夕方になりますと、ベタニヤのマルタとマリアとラザロの所に行かれるか、もしくはその途中にありますゲッセマネの園において野宿していました。
この時、主イエスが宮を出て行かれようとされた時のことです。十二弟子たちが主イエスに近寄って来て、神殿の建物をさし示した、とあります。
ルカの福音書における並行記事によりますと、
『宮がすばらしい石や奉納物で飾ってあると話していた人々があった。するとイエスはこう言われた。
「あなたがたの見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやって来ます。」(ルカ21:5~21:6)』となっています。
ここから弟子たちが、「宮がすばらしい石や奉納物で飾ってある」と話していたことが分かります。そして、そのことを主イエスにも伝えたと思われます。
さて、一行はオリーブ山にやって来ました。すると弟子たちは再び質問したのです。
ルカの福音書における並行記事は、
『「先生。それでは、これらのことは、いつ起こるのでしょう。これらのことが起こるときは、どんな前兆があるのでしょう。」(ルカの福音書21:7)』と、なっており、少し印象が違う内容になっています。
すでに弟子たちは、主イエスが、やがて来たるべき未来に、主イエスの再臨があることを聞いていたと思われます。》