• 日々のみ言葉 2021年12月23日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年12月23日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書26章6節~13節】
    26:6 さて、イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家におられると、
    26:7 ひとりの女がたいへん高価な香油のはいった石膏のつぼを持ってみもとに来て、食卓に着いておられたイエスの頭に香油を注いだ。
    26:8 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「何のために、こんなむだなことをするのか。
    26:9 この香油なら、高く売れて、貧乏な人たちに施しができたのに。」
    26:10 するとイエスはこれを知って、彼らに言われた。「なぜ、この女を困らせるのです。私に対して立派なことをしてくれたのです。
    26:11 貧しい人たちは、いつもあなたがたと一緒にいます。しかし、私は、いつもあなたがたと一緒にいるわけではありません。
    26:12 この女が、この香油を私のからだに注いだのは、私の埋葬の用意をしてくれたのです。
    26:13 まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、この福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からです。

     ヨハネによる同一並行記事では、
    『イエスは過越の祭りの六日前にベタニヤに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。人々はイエスのために、そこに晩餐を用意した。そしてマルタは給仕していた。ラザロは、イエスと共に食卓に着いている人々の中に混じっていた。
     マリヤは、非常に高価な、純粋なナルドの香油三百グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。家は香油のかおりで一杯になった。ところが、弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしているイスカリオテ・ユダが言った。
    「なぜ、この香油を三百デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
     しかしこう言ったのは、彼が貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、その中に収められたものを、いつも盗んでいたからである。イエスは言われた。
    「そのままにしておきなさい。マリヤは私の葬りの日のために、それを取っておこうとしていたのです。あなたがたは、貧しい人々とはいつも一緒にいるが、私とはいつも一緒にいるわけではないからです。」(ヨハネ12:1~12:8)』となっています。

     ヨハネは、「高い香油」が「純粋のナルドの香油」であったこと、そしてそれを主イエスに注いだ「ひとりの女」が誰であったのかを明らかにしています。
     また、マタイとマルコが書き記している「らい病人シモン」の家に誰がいたのかをも証ししています。すなわち、マルタとマリア姉妹の家であって、数日前に主イエスが死人の中からよみがえらせたラザロもその場にいたことを明らかにしています。
     ヨハネが第四福音書を書き記した時には、すでにマルタもマリヤもラザロも召されていたに違いありません。もし彼らがまだ生き残っていたとしたら、使徒ヨハネだけが、主イエスの直接的目撃者ではなくなってしまいます。
     エペソ教会の信徒たちは、実際にその目と耳で、直接、主イエスを見聞きし、また教えられた生き証人が、長老ヨハネ一人だけになったからこそ、福音書を執筆することを願ったのです。》

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