◇◆◇日々のみ言葉
2025年7月19日(土)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙10章14節~15節】
10:14 私たちは、あなたがたのところまでは行かないのに無理に手を伸ばしているのではありません。事実、私たちは、キリストの福音を携えてあなたがたのところにまで行ったのです。
10:15 私たちは、自分の限度を越えてほかの人の働きを誇ることはしません。ただ、あなたがたの信仰が成長し、あなたがたによって、私たちの領域内で私たちの働きが広げられることを望んでいます。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『10:14 私たちは、あなたがたが自分たちの範囲外にいるとは思っていない。現にあなたがたの所まで、キリストの福音を宣べ伝えに行ったではないか。
10:15 私たちは、自分の範囲外にいる人たちについて、それが、自分たちのものででもあるかのように自慢しているのではない。あなたがたの信仰が成長し、あなたがたの助けによって、私たちの働きがさらに広げられることを願っている。』
ここで、使徒パウロが言います、「範囲外」とそして「範囲内」とは、何を基準としていることなのでしょうか。
また、新改訳における「領域内」とは、どのようなことなのでしょうか。これは、私個人の所見ですが、使徒パウロが巡回伝道をし、様々なローマ州に教会を建て上げ、後に巡回し世話をすると決めた、その「範囲内」であり、「領域外」ではないでしょうか。
そして、「領域外」とは、自分たちが巡回伝道して建て上げた教会ではなく、他の使徒や伝道師たちの伝道によって、建て上げられた教会を指しており、それを、あたかも自分たちの手柄として言いふらしたりはしない、と言うことではないでしょうか。
例えば、アレキサンドリアの大教会は、パウロとバルナバの弟子であった、ヨハネ・マルコによって設立されたと伝えられています。
間接的には、パウロとバルナバの手柄のようにも思えますが、実際にそこに行き、多くの艱難辛苦を経て、教会を建て上げたのは、あの弱々しいヨハネ・マルコなのです。》