◇◆◇日々のみ言葉
2022年2月25日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章33節~36節】
27:33 ゴルゴタという所(「どくろ」と言われている場所)に来てから、
27:34 彼らはイエスに、苦みを混ぜたぶどう酒を飲ませようとした。イエスはそれをなめただけで、飲もうとはされなかった。
27:35 こうして、イエスを十字架につけてから、彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、
27:36 そこにすわって、イエスの見張りをした。
◎ショートメッセージ
《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。
ヨハネの福音書における同一並行記事によりますと、
『さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。
「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」
それは、「彼らは私の着物を分け合い、私の下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。(ヨハネ19:23~19:25)』と書き記されています。
ヨハネの福音書から分かることは、見張りの兵士は四人であったことです。そして、「下着」をくじ引きにすることです。
その場所には、主の母マリアがいたとあります。おそらく、主イエスが着けていた下着は、母マリアが特別に息子の為に購入したものと思われます。
この時、母マリアの気持ちはいかばかりであったことでしょう。実の妹であり、ゼベダイの妻サロメが、しっかりと姉マリアを支えていたと思われます。そして、そこには彼女の息子ヨハネもいます。
『イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に
「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。それからその弟子に
「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。(ヨハネ19:26~19:27)』とあります。
この時、十二使徒はすでに十一使徒となっていました。ゲッセマネの園において使徒は二手に分かれてしまいます。九人の使徒はベタニヤに、そして主の御そばにはヨハネが、そして遠くにこっそりとシモン・ペテロがいます。この二人だけが、主イエスの十字架と死の目撃者であり、そして三日後には、復活の証人となるのです。
また、エマオへの道において復活の主イエスと出会うクロパの妻のマリヤ、そして主イエスが一番最初にご自身を現わされたマグダラのマリヤもいます。この二人もまた、主の復活の証人となるのです。》