◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月4日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章39節~43節】
27:39 道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって、
27:40 言った。「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りて来い。」
27:41 同じように、祭司長たちも律法学者、長老たちと一緒になって、イエスをあざけって言った。
27:42 「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。
27:43 彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『私は神の子だ。』と言っているのだから。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、同じ箇所からとなります。明日は先に行きましょう。
主イエスは、ゲッセマネの園において、ローマ兵たちに捕らえられる時のことです。弟子たちに、このように言われたのです。
『イエスがまだ話しておられるうちに、見よ、十二弟子のひとりであるユダがやって来た。剣や棒を手にした大ぜいの群衆も一緒であった。群衆はみな、祭司長、民の長老たちから差し向けられたものであった。イエスを裏切る者は、彼らと合図を決めて、「私が口づけをするのが、その人だ。その人をつかまえるのだ。」と言っておいた。
それで、彼はすぐにイエスに近づき、
「先生。お元気で。」と言って、口づけした。イエスは彼に、
「友よ。何のために来たのですか。」と言われた。そのとき、群衆が来て、イエスに手をかけて捕えた。
すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、大祭司のしもべに撃ってかかり、その耳を切り落とした。そのとき、イエスは彼に言われた。
「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。それとも、私が父にお願いして、十二軍団よりも多くの御使いを、今私の配下に置いていただくことができないとでも思うのですか。だが、そのようなことをすれば、こうならなければならないと書いてある聖書が、どうして実現されましょう。」(マタイ26:47~26:54)』と。
大祭司の僕の名前はマルコスでした。そして、僕に斬りかかって耳を切り落としたのはシモン・ペテロです。この言葉は、ペテロに向けられて語られたものでもあるのです。
この後、主イエスは、マルコスの耳を治してあげます。福音書にその名前が刻まれていることから、後日、主イエスを信じて、キリスト者になったと思われます。
そして、主イエスがシモン・ペテロに言われたことは、冗談でも、また誇張でもありません。本当に、十二軍団よりも多い御使い、すなわち7万2千人以上の御使いを呼ぶことが出来たのです。一人の御使いであっても、一つの国の民を滅ぼす力を持っていると言われていますから、果たしてこれだけの御使いが必要でしょうか。
しかし、主イエスは、あえて、そうされなかったのです。》