◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月14日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書27章57節~61節】
27:57 夕方になって、アリマタヤの金持ちでヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子になっていた。
27:58 この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。
27:59 ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布に包み、
27:60 岩を掘って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。
27:61 そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとが墓のほうを向いてすわっていた。
◎ショートメッセージ
《アントニヤ要塞において、緊張した雰囲気の中で、ポンテオ・ピラトにもとに、ユダヤ最高議会議員である「アリマタヤのヨセフ」が、謁見の為にやって来ました。そして、ピラトに、主イエスのからだの下げ渡しを願い出たのです。
この話は、後に「アリマタヤのヨセフ」自身から、弟子たちが聞いたに違いありません。しかし、この時点においては、使徒たちは、まさか議員でありパリサイ人で律法学者の「アリマタヤのヨセフ」が、主イエスの弟子になっていたとは、知りませんでした。
しかし、ヨハネはその福音書において、さらなる事実を付け加えています。
『そのあとで、イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れてそのことを隠していたアリマタヤのヨセフが、イエスのからだを取りかたづけたいとピラトに願った。それで、ピラトは許可を与えた。そこで彼は来て、イエスのからだを取り降ろした。
前に、夜イエスのところに来たニコデモも、没薬とアロエを混ぜ合わせたものをおよそ三十キログラムばかり持って、やって来た。そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、それを香料と一緒に亜麻布で巻いた。
イエスが十字架につけられた場所に園があって、そこには、まだだれも葬られたことのない新しい墓があった。その日がユダヤ人の備え日であった為、墓が近かったので、彼らはイエスをそこに納めた。(ヨハネ19:38~19:42)』と。
すなわち、主イエスの御からだを、十字架から降ろし、そして埋葬したのは、アリマタヤのヨセフだけではなく、ニコデモも手伝ったと言うことなのです。
もちろん、二人は、71人からなるユダヤ最高議会の議員です。しかも、伝承では、ニコデモは、エルサレム神学校の校長と言う、大変に高い地位にあったのです。
この二人は、議員の資格もまたその名誉もすべて剥奪されることを承知で、主イエスの弟子であることを公(おおやけ)にしました。すなわち、旗印を明確にしたのです。
明日も同じ箇所からとなります。》