• 日々のみ言葉 2022年3月17日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年3月17日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書27章62節~66節】
    27:62 さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、
    27:63 こう言った。「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる。』と言っていたのを思い出しました。
    27:64 ですから、三日目まで墓の番をするように命じて下さい。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前の場合より、もっとひどいことになります。」
    27:65 ピラトは「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい。」と彼らに言った。
    27:66 そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     主イエスは言われました。『自分は三日の後によみがえる。』と。
     この言葉は、主イエスが弟子たちに言われた「受難予告」を指しています。そして、十二弟子に向けて語られたものです。
     しかし、公生涯最後の方は、パリサイ人や律法学者たちの監視の目が、何時でもありましたから、主が弟子たちに話されたことを、聞いていたに違いありません。主イエスの言葉尻をとらえようとしてです。

     マタイによりますと、
    『さて、イエスは、エルサレムに上ろうとしておられたが、十二弟子だけを呼んで、道々彼らに話された。
    「さあ、これから、私たちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。そして、あざけり、むち打ち、十字架につける為、異邦人に引き渡します。しかし、人の子は三日目によみがえります。」(マタイ20:17~20:19)』と、書かれています。

     この言葉を、パリサイ人や律法学者たちは聞いていたのです。それゆえ、安息日に律法を破ってまで、彼らは行動を起こしたのです。

     しかし、彼らは根本的な過ちをおかしています。三日目によみがえられるのなら、その死体はないことになります。弟子たちが、主イエスの御からだを盗んで、「彼はよみがえった」と言ったとしても、死体があったのなら、明らかに嘘偽りとなるわけです。

     主イエスがよみがえられた後、最高議会は、死体を探したに違いありません。数年以上前ですが、「復活」と言う映画が上映されました。この映画においても、復活の証拠は、死体が存在していたのなら、真っ赤な嘘になり得るわけですから、百人隊長は懸命にナザレのイエスの死体を捜すのです。しかし、見つかりません。なぜなら、生きておられるからです。そしてついに、自分が殺したはずの主イエスに、生きておられる主イエスにお会いする、と言う感動的な設定が成されています。
     マタイの福音書の学びも、いよいよ復活のクライマックスに入って行きます。》

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