◇◆◇日々のみ言葉
2025年7月30日(水)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙11章12節~13節】
11:12 しかし、私は、今していることを今後も、し続けるつもりです。それは、私たちと同じように誇るところがあるとみなされる機会をねらっている者たちから、その機会を断ち切ってしまうためです。
11:13 こういう者たちは、にせ使徒であり、人を欺く働き人であって、キリストの使徒に変装しているのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『11:12 私は、今後もこういうふうにして行きたいと思っている。それは、私たちと同じように神のために働いていると主張している偽教師たちの根拠を、無くしてしまうためである。
11:13 彼らは偽使徒であり、キリストのために働いていると言いふらしているペテン師である。』
使徒パウロが活躍した時代は、ダマスコ途上の改心と言われる紀元34年から、ローマで殉教した紀元65年~68年の30数年間のことです。
また、第Ⅰコリント人への手紙が執筆されたのは、紀元53年~54年、そして第Ⅱコリント人への手紙が、紀元55年~56年と伝えられています。主イエス・キリストの十字架(紀元27年~30年)から、約28年が経過した頃となります。
その頃に、偽教師と偽使徒が存在していたことは、本当に驚くべきことです。悪魔、悪霊どもは、教会への攻撃を外部からだけではなく、内部からも行なおうとして、そのような者たちを送って来たのです。
この頃、まだ新約聖書は編纂されてはいませんでした。しかし、すでにマルコの福音書とマタイの福音書、そして、パウロによる書簡は存在し、回し読みされていたと考えられます。
このことからも、正しい教理を説き明かす新約聖書の登場が必然であったことが分かります。》