◇◆◇日々のみ言葉
2025年7月28日(月)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙11章9節】
11:9 あなたがたの所にいて困窮していた時も、私はだれにも負担をかけませんでした。マケドニヤから来た兄弟たちが、私の欠乏を十分に補ってくれたのです。私は、万事につけあなたがたの重荷にならないようにしましたし、今後もそうするつもりです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『11:9 私はあなたがたの所で、お金が無くて困っていた時にも、あなたがたのだれにも迷惑をかけたことはなかった。私は自分の手で働いたし、また、マケドニヤ地方から来た私たちの仲間が献金を持って来てくれた。こうして私は伝道し、あなたがたには何一つ負担を掛けないできた。これからもそうするつもりである。』
マケドニア州、すなわち今のヨーロッパに属する場所ですが、ここにヨーロッパ最初の教会が、パウロとバルナバによって誕生しました。それが「喜びの教会」と言われたピリピ教会なのです。
そしてマケドニヤ州の首都テサロニケにおいても、重要な教会が誕生しました。二通の書簡が書かれたテサロニケ教会です。この二つの教会を中心とし、マケドニヤ州とアカヤ州に設立された教会が、献金によってパウロを支えたのです。
しかも、それらの教会から遣わされた兄弟たちが、コリントで孤軍奮闘しているパウロのもとに献金を運んで来てくれたと言うのです。何と励まされたことでしょうか。
ところで、私たちの教会は三人の宣教師の方々を支えています。確かに金額は僅かかも知れませんが、定期的に送られて来ることがどれだけ励ましになることか、それは教役者でなければ分からないことです。
また、献金は捧げられた人だけでなく、捧げた人々にも喜びとなります。そして、必ずその良き行ないに、神様は報いを与えて下さいます。
ところで、なぜパウロは、コリント教会から、必要経費を受け取らなかったのでしょうか。詳しいことは分かりかねますが、コリント教会の人々は決して裕福ではなかったことが、まず第一に考えられます。
それゆえ、パウロは彼らをたよらず、同労者であるアクラとプリスキラと共に、天幕作りをしながら、伝道したのではないでしょうか。》