◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月31日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書28章18節~20節】
28:18 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。
28:19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、
28:20 また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。マタイの福音書の本当の最後になります。
『イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。』
主イエスは、十字架の死と復活を通して、父なる神様から「すべての権威」を与えられました。もっと正確に言いますと、本来アダムが持っていた権威を、悪魔から取り戻したと言うことです。それだけではありません。父なる神様は、天においてもそのすべての権威を与えられたと言うことです。
使徒パウロは、
『神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。(エペソ1:20~1:22)』と証ししています。
「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」
これこそが、彼らが使徒と任命された理由であり、また使命でもあるのです。しかし、この命令は彼らだけに留まるのではありません。主の弟子となった者、すなわち「神の子ども」とされた私たち全員に当てはまるのです。
「見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」
これこそが、私たちクリスチャンに対する確固たる約束です。主イエス様は、この約束通り、たとえ何があっても、ご自身から約束を破られることはありません。
なぜなら、私たちは神様の保護の中に生かされているからです。主イエス様は、聖霊として、私たちの中に住んで下さっています。
このお方こそが、救いの核心であり、また約束の証印であるのです。やがて、聖霊なるお方が天に戻られる時がやって来ます。
その時、聖霊なるお方と共に、私たちは天に引き上げられます。そして空中で主イエス様とお会いするのです。何と言う光栄なのでしょう。その日が間違いなく、間もなく来ようとしています。
しかし、まだ時間が若干残されています。残された僅かな貴重な時間を、まだ主を信じようとはしない日本の同胞の人々に、できる限り伝えて行こうではありませんか。ひとりでも多くの日本の人が、「永遠の命」に預かって欲しいと願うからこそです。
これで「マタイの福音書」を終えたいと思います。明日からは「ローマ人への手紙」に入ります。》