◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月30日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書28章18節~20節】
28:18 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。
28:19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、
28:20 また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」
◎ショートメッセージ
《マタイの福音書の学びも、ついに最後となりました。主イエスの大宣教命令の場面となります。
十一使徒およびマッテヤとバルサバ、そして他の弟子たちもこの場所にいた可能性は十分に考えられます。特に「バルサバ」とは、「安息日の子」と言う意味であり、何度も申しあげましたように、バルナバと同一人物であると言うのが、私個人の考えです。
なぜなら、この者は「バルサバ」と呼ばれていたのです。すなわちニックネームです。それが「バルナバ」に変わったとしても、何の違和感もないことになります。
「バルサバ」とは「安息日の子」と言う意味で、「バルナバ」とは「慰めの子」と言う意味です。どちらも本名はヨセフなのです。
そして、バルナバは、ルカの福音書に書かれています、70人(2017年版は72人)の、主イエスが選ばれた弟子の一人であったと言う、かなり確信の高い伝承があります。
さて、この場所とはどこでしょうか。
ルカよりますと、
『この頃、イエスは祈る為に山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。夜明けになって、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられた。
すなわち、ペテロという名をいただいたシモンとその兄弟アンデレ、ヤコブとヨハネ、ピリポとバルトロマイ、マタイとトマス、アルパヨの子ヤコブと熱心党員と呼ばれるシモン、ヤコブの子ユダとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。
それから、イエスは、彼らと共に山を下り、平らな所にお立ちになったが、多くの弟子たちの群れや、ユダヤ全土、エルサレム、さてはツロやシドンの海べから来た大ぜいの民衆がそこにいた。(ルカ6:12~6:17)』と書かれています。
この同じ山において、主は十一使徒を再任命されました。そして新しい命令と約束を授けられます。それが、本日の聖書箇所における「大宣教命令」なのです。
明日は、いよいよ最後となります。3月31日をもって、今まで、マルコ、ヨハネ、ルカ、使徒の働き、マタイと学んで来たこのパターンを終わりにします。
4月からは、尾山令仁師の「聖書の講解」新版から、聖書箇所(新改訳2017年版)と、デボーションの手引きを掲載して行きたいと思います。よって、私に与えられた様々なみ言葉からの解釈ではなく、それぞれの方々が、み言葉と主イエス様との交わりの中で、与えられ、示されることを、「日々の糧」にしていただきたいと願います。》