◇◆◇日々のみ言葉
2022年3月29日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書28章16節~17節】
28:16 しかし、十一人の弟子たちは、ガリラヤに行って、イエスの指示された山に登った。
28:17 そして、イエスにお会いしたとき、彼らは礼拝した。しかし、ある者は疑った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
疑った者は、決してトマスではないことを、昨日は学びました。それでは、ヨハネの福音書における同一並行記事を見てみることにしましょう。
『その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸が閉めてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。
「平安があなたがたにあるように。」
こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスはもう一度、彼らに言われた。
「平安があなたがたにあるように。父が私を遣わしたように、私もあなたがたを遣わします。」そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。
「聖霊を受けなさい。あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」
十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたときに、彼らと一緒にいなかった。それで、ほかの弟子たちが彼に
「私たちは主を見た。」と言った。しかし、トマスは彼らに
「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません。」と言った。
八日後に、弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸が閉じられていたが、イエスが来て、彼らの中に立って
「平安があなたがたにあるように。」と言われた。それからトマスに言われた。
「あなたの指をここにつけて、私の手を見なさい。手を伸ばして、私のわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」
トマスは答えてイエスに言った。
「私の主。私の神。」イエスは彼に言われた。
「あなたは私を見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」(ヨハネ20:19~20:29』
この時、主イエスはトマスの心をへりくだらせただけではありません。彼の心の傷をもいやされたのです。そして主イエスは、この事を通して大切な真理を教えられました。
それは、「見ずに信じる者は幸いです」と言うことです。
現在の私たちには、当時の使徒たちのように、主イエス様に触れることは出来ません。また見ることも、その優しいお声を聞くことも出来ません。
しかし、私たちは、それぞれの霊的体験から、主イエス様がおられること、まことの創造主なる神様であることを、知っているのです。》