◇◆◇日々のみ言葉
2022年5月12日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙1章11節~12節】
1:11 私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでもあなたがたに分けて、あなたがたを強くしたいからです。
1:12 というよりも、あなたがたの間にいて、あなたがたと私との互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。
◎ショートメッセージ
《ここでパウロは「御霊の賜物」について言及しています。となりますと、やはり、この時まで生き残っている使徒たちは、だれ一人ローマを訪れていないことになります。「御霊の賜物」は、聖霊を受けなければ与えられない実だからです。
それでは具体的に何を表わすのでしょうか。
パウロは、コリント人への手紙において、このように教えています。
『さて、兄弟たち。御霊の賜物についてですが、私はあなたがたに、ぜひ次のことを知っていていただきたいのです。ご承知のように、あなたがたが異教徒であったときには、どう導かれたとしても、引かれて行った所は、ものを言わない偶像の所でした。
ですから、私は、あなたがたに次のことを教えておきます。神の御霊によって語る者はだれも、「イエスはのろわれよ。」と言わず、また、聖霊によるのでなければ、だれも、「イエスは主です。」と言うことはできません。
さて、御霊の賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。
しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、み心のままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。(第Ⅰコリント12:1~12:11)』
「あなたがたを強くしたいからです」とパウロは言います。これは人間の力ではありません。肉体の強さではないのです。
主イエスは、昇天される直前に弟子たちにこのように約束されました。
『しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒の働き1:8)』と。
聖霊様こそが、助け主なのです。聖霊様と共に歩むことこそが、パウロが勧めるキリスト者としての生き方なのです。》