• 日々のみ言葉 2022年5月21日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年5月21日(土)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙2章1節~2節】
    2:1 ですから、すべて他人をさばく者よ、あなたに弁解の余地はありません。あなたは他人をさばくことで、自分自身にさばきを下しています。さばくあなたが同じことを行っているからです。
    2:2 そのようなことを行う者たちの上に、真理に基づいて神のさばきが下ることを、私たちは知っています。

    ◎ショートメッセージ
    《ローマ人への手紙は、本当に難しい書であると思います。2章に入りますと、突然、パウロの語りかけが変わるのです。1章では、主語であった「彼ら」の罪について、あるいは「彼ら」がどのような状態で置かれているのかについて、列記されていて、そして今度は、その内容が、この手紙の宛先人、もしくは「あなた」と置き換えられることになるのです。

     もう一度「彼ら」について、掲載します。
    『あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者』が、パウロが言う「彼ら」なのです。

     そして、2章1節では、
    『さばくあなたが同じことを行なっているからです。』と、明白に、罪を指摘しているのです。

     となりますと、当時のローマ市内においては、同性愛などを含む性的な堕落と退廃が日常茶飯事であったことがうかがえます。
     そして、確かに神様の一方的な恵みによって、そのような罪から救い出された者が、過去に、あるいは続けて、罪の中に留まっている可能性も、無きにもあらずなのです。

     それゆえパウロは、
    『ですから、すべて他人をさばく者よ、あなたに弁解の余地はありません。あなたは他人をさばくことで、自分自身にさばきを下しています。さばくあなたが同じことを行なっているからです。そのようなことを行なう者たちの上に、真理に基づいて神のさばきが下ることを、私たちは知っています。』と、悔い改めを促しているのです。》

Comments are closed.