• 日々のみ言葉 2022年6月4日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年6月4日(土)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙3章3節~4節】
    3:3 では、いったいどうなのですか。彼らのうちに不真実な者があったら、その不真実によって、神の真実が無に帰することになるでしょうか。
    3:4 絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、「あなたが、そのみ言葉によって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。

    ◎ショートメッセージ
    《ここで、パウロが言っています「彼ら」とは、ユダヤ人のことです。再度、3章1節および2節を掲載します。

    『では、ユダヤ人のすぐれたところは、いったい何ですか。割礼にどんな益があるのですか。それは、あらゆる点から見て、大いにあります。第一に、彼らは神のいろいろなお言葉をゆだねられています。(ローマ3:1 ~3:2)』

     つまり、神様のみ言葉が委ねられているにもかかわらず、ユダヤ人の中に不真実な者が存在したとしたら、神様の選民であるユダヤ人のその背教によって、神様の真実が無になることがあるでしょうか、と言う問いかけなのです。

     実際問題として、旧約聖書における歴史的な記事は、ユダヤ人の従順ではなく、不従順と背教すなわち偶像礼拝であって、いかに選民である彼らが、創造主なる真の神様に背いて来たのか、と言う歴史が書き記されているのです。

     そればかりではありません。モーゼに与えられた預言の成就として、彼らの中から救い主なるメシアがお生まれになられ、メシアとしてのしるしである様々な奇跡を行なわれたにもかかわらず、その方を十字架につけて殺してしまうのですから。

     使徒ヨハネは、その福音書の始めである1章において、こう書き記しています。
    『この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分の国に来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。(ヨハネ1:10~1:11)』と。》

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