◎本日の聖書箇所【ヨハネの福音書16章23節~24節】(新約聖書p.219上段真中)
16:23「その日には、あなたがたは私に何も尋ねません。まことに、まことに、あなたがたに言います。私の名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます。
16:24 今まで、あなたがたは、私の名によって何も求めたことがありません。求めなさい。そうすれば受けます。あなたがたの喜びが満ちあふれるようになるためです。」
◎メッセージ【主イエスの御名】
《旧訳聖書において、モーセに対して、主なる神様は、アブラハム・イサク・ヤコブの神と言われ、「私はある」と言う者であると言われたのです。ここから、「YHWH」が啓示されました。
聖書学者の研究によって、どうやら「ヤーヴェ」と読むらしいことが分かって来ました。しかし、実際に何と読むのかは、100%断定は出来ないのです。なぜなら、紀元70年のエルサレム陥落の時に、この読み方を知っていた大祭司たちは、後にカイザルとなるローマ将軍ティトスによって、全員処刑されたからです。
さて、私たちは新約の時代に生きています。そして、新約聖書を通して、救い主であるお方の名前が何であるのかを知っています。
使徒のリーダーであるシモン・ペテロが、ヨハネと共にユダヤの指導者たちに捕らえられた時、最高議会において、素晴らしい弁明のメッセージを語りました。
『彼らは二人を真ん中に立たせて、「おまえたちは何の権威によって、また、だれの名によってあのようなことをしたのか」と尋問した。
そのとき、ペテロは聖霊に満たされて、彼らに言った。
「民の指導者たち、ならびに長老の方々。私たちが今日取り調べを受けているのが、一人の病人に対する良いわざと、その人が何によって癒やされたのかということのためなら、皆さんも、またイスラエルのすべての民も、知っていただきたい。この人が治ってあなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの名によることです。
『あなたがた家を建てる者たちに捨てられた石、それが要の石となった』というのは、この方のことです。この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」(使徒4:7~4:12)』
『ナザレ人イエス・キリスト』、これこそが主イエス様のお名前なのです。私たちは、主の御名によって、父なる神様に祈り求めることが出来ます。
そして、『神にとって不可能なことは何もありません。(ルカ1:37)』と、御使いガブリエルが、乙女マリアに言われた通り、父なる神様はもっとも良い時に答えて下さいます。
主イエス様は、何時も先回りされて、用意して下さる本当にすばらしいお方です。主イエス様は、本当に今も生きておられるのです。このお方はリアルです。》