◇◆◇日々のみ言葉
2022年9月13日(火)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙9章23節~26節】
9:23 それも、神が栄光のためにあらかじめ用意しておられたあわれみの器に対して、その豊かな栄光を知らせて下さるためになのです。
9:24 神は、このあわれみの器として、私たちを、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも召して下さったのです。
9:25 それは、ホセアの書でも言っておられるとおりです。「私は、わが民でない者をわが民と呼び、愛さなかった者を愛する者と呼ぶ。
9:26 『あなたがたは、私の民ではない。』と、私が言ったその場所で、彼らは、生ける神の子どもと呼ばれる。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『9:23 それも、神がご自分の栄光にあずからせようとしておられるのだとしたら、どうだろうか。
9:24 神があわれみを掛けられる器として、神は、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも私たちを召して下さった。
9:25 それは、旧約聖書のホセアの預言にも書かれてあるとおりである。
「私は、神の選民でなかった者を、わが民と呼び、だれからも愛されなかった者を、愛する者と呼ぶ。
9:26 『私の選民ではい。』と言われたのに、『生きておられる神の子供』と呼ばれる。」』
パウロが引用しました旧約聖書は、ホセア書の2章からです。原文は、
『私は彼を私のために地にまき散らし、「愛されない者」を愛し、「私の民でない者」を、「あなたは私の民」と言う。彼は「あなたは私の神」と言おう。(ホセア2:23)』となっています。
もちろん、パリサイ人や律法学者たちは、この預言を良く知っています。しかし、彼らは、自分たちが礼拝する神様が、犬と同じだと思っていた異邦人から、そのように呼ばれることになるとは、夢にも思っていなかったのです。
たとえ、異邦人が改宗者となっても、彼らは自分たちの血筋を尊び、ユダヤ人以外の民族を受け入れることは困難でした。それは、選民であることの誇りから来ているのです。その選民である彼らが、主イエス様を十字架につけて殺したのです。
パウロは言います。
『兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていていただきたい。それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラエル人の一部が頑なになったのは異邦人の完成のなる時までであり、こうして、イスラエルはみな救われる、ということです。こう書かれているとおりです。
「救う者がシオンから出て、ヤコブから不敬虔を取り払う。これこそ、彼らに与えた私の契約である。それは、私が彼らの罪を取り除く時である。」
彼らは、福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれば、先祖たちのゆえに、愛されている者なのです。神の賜物と召命とは変わることがありません。(ローマ11:25~11:29)』と。》