◇◆◇日々のみ言葉
2022年10月20日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙11章1節~5節】
11:1 すると、神はご自分の民を退けてしまわれたのですか。絶対にそんなことはありません。この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫に属し、ベニヤミン族の出身です。
11:2 神は、あらかじめ知っておられたご自分の民を退けてしまわれたのではありません。それともあなたがたは、聖書がエリヤに関する個所で言っていることを、知らないのですか。彼はイスラエルを神に訴えてこう言いました。
11:3 「主よ。彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこわし、私だけが残されました。彼らはいま私のいのちを取ろうとしています。」
11:4 ところが彼に対して何とお答えになりましたか。「バアルにひざをかがめていない男子七千人が、私のために残してある。」
11:5 それと同じように、今も、恵みの選びによって残された者がいます。
◎ショートメッセージ
《今日から、ローマ人への手紙も11章に入ります。現代訳を掲載します。
『11:1 それで、私は言う。「神はご自分の民であるイスラエルを、見捨ててしまわれたのだろうか。」とんでもないことだ。この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫であり、ベニヤミン族の一人である。
11:2 神は、あらかじめ選んでおられたご自分の民を見捨てられはしない。それとも、あなたがたは、旧約聖書がエリヤについて記していることを知らないのか。エリヤは、イスラエルの民を神に訴えてこう言った。
11:3「主よ。イスラエルの民は、あなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇を壊し、ここに私一人だけが残されましたが、彼らは、この私の命をも求めています。」
11:4 ところが、神は彼に対して、どのように答えておられるか。「私は偶像礼拝をしない者を七千人、私のために残してある。」
11:5 だから同じように、今の時にも、神の恵みによって選ばれている者たちがいる。』
ここで、パウロは、イスラエル(ユダヤ人)が選民であることを明確にしています。
使徒ヨハネは、第四福音書の最初にこのように証しています。
『この方はご自分の国に来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。(ヨハネ1:11)』と。
確かに、多くのユダヤ人は、今現在でも、二千年ほど前と変わらず、主イエス様を拒み続けています。彼らは、主イエス様をメシアとは認めようとしないのです。
しかし神様は、恵みによって、選民イスラエル人の中にも救われるべき者を選び、用意しておられると言うことです。
そのことを一番よく知っているのは、恵みの選びによって、救われたパウロ自身ではないでしょうか。》