• 日々のみ言葉 2022年10月19日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年10月19日(水)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙10章20節~21節】
    10:20 またイザヤは大胆にこう言っています。「私は、私を求めない者に見いだされ、私をたずねない者に自分を現わした。」
    10:21 またイスラエルについては、こう言っています。「不従順で反抗する民に対して、私は一日中、手を差し伸べた。」

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『10:20 また、イザヤは、神が語っておられることをとして、大胆にこう預言している。「私は、求めもしなかった人たちに見いだされた。
    10:21 また、イスラエルの民に対する神の言葉として、こう預言している。「私は、不従順で、反抗する民に、一日中私の手を差し伸べていた。」』

    使徒パウロは、ここにおいてもイザヤ書を引用しています。本当に、パウロは旧約聖書に通じていたのです。ダマスコ途上において、奇跡的に主イエス様と出会ったパウロは、一度エルサレムに上りましたが、すぐにダマスコに戻り、三年ほど天幕作りを行ないながら、徹底的に旧約聖書におけるメシア預言を調べ、主イエス様によって、それが成就したことを確信したのです。

     イザヤ書の原文は、
    『私に問わなかった者たちに、私は尋ねられ、私を捜さなかった者たちに、見つけられた。私は、私の名を呼び求めなかった国民に向かって、「私はここだ、私はここだ。」と言った。私は、反逆の民、自分の思いに従って良くない道を歩む者たちに、一日中、私の手を差し伸べた。(イザヤ65:1~65:2)』と、なっています。

     主イエス様が十字架に掛けられた年数には、幅がありますが、紀元27年から紀元30年の頃だと考えられています。これは、ヘロデ大王が、幼子を殺戮した裁きによって、紀元前4年に死んだことから逆算して導き出された年数となります。

     そして、後の皇帝ティトス率いるローマ軍によってエルサレムが陥落するのが、紀元70年です。その間の40年以上にわたって、まさしく神様はイザヤの言葉通りに、ユダヤ人たちに救いの手を差し伸べたのです。しかし、救われるユダヤ人は少なく、その代わりに多くのディアスポラや異邦人が救われることになったのです。》

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