◇◆◇日々のみ言葉
2022年10月21日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙11章1節~5節】
11:1 すると、神はご自分の民を退けてしまわれたのですか。絶対にそんなことはありません。この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫に属し、ベニヤミン族の出身です。
11:2 神は、あらかじめ知っておられたご自分の民を退けてしまわれたのではありません。それともあなたがたは、聖書がエリヤに関する個所で言っていることを、知らないのですか。彼はイスラエルを神に訴えてこう言いました。
11:3 「主よ。彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこわし、私だけが残されました。彼らはいま私のいのちを取ろうとしています。」
11:4 ところが彼に対して何とお答えになりましたか。「バアルにひざをかがめていない男子七千人が、私のために残してある。」
11:5 それと同じように、今も、恵みの選びによって残された者がいます。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『11:1 それで、私は言う。「神はご自分の民であるイスラエルを、見捨ててしまわれたのだろうか。」とんでもないことだ。この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫であり、ベニヤミン族の一人である。
11:2 神は、あらかじめ選んでおられたご自分の民を見捨てられはしない。それとも、あなたがたは、旧約聖書がエリヤについて記していることを知らないのか。エリヤは、イスラエルの民を神に訴えてこう言った。
11:3「主よ。イスラエルの民は、あなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇を壊し、ここに私一人だけが残されましたが、彼らは、この私の命をも求めています。」
11:4 ところが、神は彼に対して、どのように答えておられるか。「私は偶像礼拝をしない者を七千人、私のために残してある。」
11:5 だから同じように、今の時にも、神の恵みによって選ばれている者たちがいる。』
パウロが引用している旧約聖書箇所は、第Ⅰ列王記です。原文は、
『「エリヤよ。ここで何をしているのか。」エリヤは答えた。
「私は万軍の神、主に、熱心に仕えました。しかし、イスラエルの人々はあなたの契約を捨て、あなたの祭壇をこわし、あなたの預言者たちを剣で殺しました。ただ私だけが残りましたが、彼らは私の命を取ろうとねらっています。」
主は彼に仰せられた。
「さあ、ダマスコの荒野へ帰って行け。そこに行き、ハザエルに油をそそいで、アラムの王とせよ。また、ニムシの子エフーに油をそそいで、イスラエルの王とせよ。また、アベル・メホラの出のシャファテの子エリシャに油を注いで、あなたに代わる預言者とせよ。しかし、私はイスラエルの中に七千人を残しておく。これらの者はみな、バアルにひざをかがめず、バアルに口づけしなかった者である。」(第Ⅰ列王記19:13~19:18抜粋)』と、なっています。
エリヤは、主の預言者として、自分一人だけが残されたと思っていたのですが、実は他にも七千人の男子、すなわち兵士が残されていたのです。しかも、主は、それだ誰であるのかをも、知っているのです。
今の日本にも、まだ残された者がいます。》