◇◆◇日々のみ言葉
2023年2月3日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙16章13節】
16:13 主にあって選ばれた人ルポスによろしく。また彼と私との母によろしく。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『16:13 クリスチャンとして主がお選びになった人ルポスによろしく。また彼の母によろしく。彼女は私にとっても母なのである。』
マルコの福音書によりますと、
『そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。(マルコ15:21)』と書かれています。
この場面は、マタイとルカの福音書にも平行記事として書かれています。しかし、クレネ人シモンの名前しかなく、その息子であるアレキサンデルとルポスについて書き記しているのは、マルコだけです。
主イエスは、ゴルゴタの丘に向かうヴィア・ドロローサ(悲しみの道)の道を、十字架を担いで歩いて行かれる時、何度も倒れました。それを見たローマ兵たちは、怒りを燃やして、道のすぐ側にいた、ある家族の父親を引っ張り出したのです。
シモンの妻も、そしてアレキサンデルとルポスも、この時、主イエスのお姿を見ています。
シモンは、ゴルゴタの丘まで、主イエスの十字架を担ぎ上げます。これは私の推測ですが、この家族は、ゴルゴタの丘に留まり、主イエスの十字架刑を最後まで、見届けたのではないでしょうか。
それから二十数年後のことです。クレネ人シモンは、アンテオケ教会の執事になっています。パウロがバルナバに連れられてアンテオケに来た時、シモンの妻は実の母親の様に、パウロを支えたのではないでしょうか。》