◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月25日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章40節~42節】
1:40 さて、ひとりのらい病人が、イエスのみもとにお願いに来て、ひざまずいて言った。「お心一つで、私はきよくしていただけます。」
1:41 イエスは深くあわれみ、手を伸ばして、彼にさわって言われた。「私の心だ。きよくなれ。」
1:42 すると、すぐに、そのらい病が消えて、その人はきよくなった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『1:40 さて、重い皮膚病にかかっている一人の人が、イエスの所に来て、ひざまずいて言った。「主イエス様。あなたは、御心一つで人を治すことがお出来になるお方です。どうぞ、御心でしたら、私を治してください。」
1:41 イエスは深くあわれんで、御手を伸ばし、彼に触って言われた。「そうしてあげよう。治りなさい。」
1:42 すると、すぐに、重い皮膚病の人は治った。』
当時のユダヤにおいて、「らい病」すなわち「ハンセン氏病」にかかった者は、神に呪われた者として扱われ、ユダヤ社会から追放されたのです。彼らは、「汚れている」と叫びながら、人々との接触を避けることが義務とされていました。
その「らい病人」が、主イエスのみもとに、お願いに来て、ひざまずいたのです。この時、主イエスは一人ではなく、弟子たちも共にいたと思われますが、弟子たちが阻止出来ないように、上手く主イエスのみもとに来ることが出来たのです。
実は、このことも神様の哀れみと、摂理の中で起こったことに間違いありません。
「お心一つで、私はきよくしていただけます。」
「主イエス様。あなたは、御心一つで人を治すことがお出来になるお方です。どうぞ、御心でしたら、私を治してください。」
彼の言葉は、まさに本物の信仰から出ており、主イエスは、その信仰と礼拝をお受けになられたのです。
「私の心だ。きよくなれ。」
「そうしてあげよう。治りなさい。」
すると、すぐに、そのらい病が消えて、その人はきよくなったのです。重い皮膚病はいやされたのです。
このいやしは、瞬間的に行なわれたことは間違いないことです。彼自身も、また側にいた弟子たちも、非常に驚いたに違いないのです。》