◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月27日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章43節~45節】
1:43 そこでイエスは、彼をきびしく戒めて、すぐに彼を立ち去らせた。
1:44 そのとき彼にこう言われた。「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々へのあかしのために、モーセが命じた物をもって、あなたのきよめの供え物をしなさい。」
1:45 ところが、彼は出て行って、この出来事をふれ回り、言い広め始めた。そのためイエスは表立って町の中にはいることができず、町はずれの寂しい所におられた。しかし、人々は、あらゆる所からイエスのもとにやって来た。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『1:43 そこで、イエスは、彼をきびしく戒め、すぐに彼を立ち去らせて、
1:44 こう言った。「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ、ほかの人たちへのあかしのために、祭司の所に行って、自分のからだを見せなさい。そして、モーセの律法通りに、あなたのきよめの供え物をすることを忘れないように。」
1:45 ところが、彼は外に出て行くと、重い皮膚病を治していただいたという出来事を、黙っていることが出来ず、ついに触れ歩き、言い広めてしまった。そのため、イエスは町にはいれば、群衆の関心事に引き回されてしまうことになるので、町の外の寂しい所に留まっておられた。すると、人々は、方々からイエスの所へやって来た。』
今日で、マルコの福音書も第1章の最後となります。明日は先に行きましょう。さて、昨日は、いやされたらい病人が、誰であるのかについて考えて見ました。今日は、聖書箇所に書かれた記事と、そこから教えられている内容について考えて見ます。
「お心一つで、私はきよくしていただけます。」
「私の心だ。きよくなれ。」
主イエスのこの言葉が発せられたその直後に、彼のらい病は瞬間的に消えたのです。また彼自身、体全体がいやされたことが分かったはずです。
主は彼を厳しく戒めて、言われます。
「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々へのあかしのために、モーセが命じた物をもって、あなたのきよめの供え物をしなさい。」と。
しかし、彼は、あまりの喜びに、主イエスの言葉に従わず、自分に起こった出来事をふれ回り、言い広め始めたとあります。
喜びの余り、我を忘れてしまったわけですが、ここから私たちは、まず主イエス様の言葉に従うべきであることを教えています。
彼は、まず祭司の所に行くべきでした。そして、人々のあかしの為に、モーセが命じた捧げ物を捧げるべきでした。その手順を踏んでから、人々に証しするべきであったのです。主イエス様のお言葉に従うことほど、最高の礼拝はありません。
明日から、マルコの福音書の学びは、第2章に入って行きます。》