◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月29日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書2章1節~4節】
2:1 数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。
2:2 それで多くの人が集まったため、戸口の所まですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみ言葉を話しておられた。
2:3 そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。
2:4 群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『2:1 それから数日たって、イエスがまたカペナウムに来られると、たちまち家におられるといううわさが立った。
2:2 それで、多くの人が集まって来たため、戸口の所まで人でいっぱいになってしまった。イエスはその人たちに、み言葉を語っておられた。
2:3 すると、一人の中風患者が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。
2:4 ところが、大勢の人がいて、イエスの所に連れて行くことができなかったので、その人々は家の屋上に上がり、イエスがすわっておられると思われるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたまま、その床をつり降ろした。それは、まことに異様な光景であった。話をしておられるイエスの上にも、天井の土やごみは容赦なく落ちて来たし、その上、人間が床に寝かされたまま下りて来たのである。』
昨日から、二度目のマルコの福音書の学びも第2 章に入っています。主イエス様は、弟子たちを連れて、シモン・ペテロの家に戻って来ました。そのことが、カペナウムの町に、あっという間に伝わったのです。
人々は、瞬く間に、シモン・ペテロの家に押しかけて来たのです。この時刻が何時であるのかについては、書かれていませんが、推測しますと、やはり夕方ではなかったかと思われるのです。
ユダヤには、二つの夕方があります。日が西に傾く頃の夕方、午後3時頃のことです。そして文字通り、日が沈む頃の夕方です。おそらく初めの夕方ではなかったのではないでしょうか。
シモン・ペテロのしゅうとめと妻は夕食の準備をしていたに違いありません。その時、とんでもない事件が起こりです。
何と、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、シモン・ペテロの家の前までやって来たと言うのです。
あまりの群衆の為に、主イエス様のみもとに近づくことが出来ないことが分かると、彼らは屋根に上がって、中風の人を担ぎ上げ、主イエス様のおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたまま、その床をつり降ろしました。
この時、主イエス様と弟子たちも、その場に居合わせた人々も、また夕食を用意していたシモン・ペテロの妻としゅうとめも、ホコリと泥まみれになったのです。明日も同じ箇所から、続きとなります。》