◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月5日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書2章14節~15節】
2:14 イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって、「私について来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって従った。
2:15 それから、イエスは、彼の家で食卓に着かれた。取税人や罪人たちも大ぜい、イエスや弟子たちと一緒に食卓に着いていた。こういう人たちが大ぜいいて、イエスに従っていたのである。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『2:14 イエスが歩いておられると、アルパヨの子レビ(マタイ)が収税所にすわっているのをご覧になり、「私の弟子になりなさい」と言われた。すると、彼は立ち上がって、イエスに従った。
2:15 それから、イエスは、彼の家で食事の席に着かれた。大勢の取税人や罪人と呼ばれている人たちも、イエスや弟子たちと一緒に食事の席に着いていた。彼らは大ぜいいて、いつもイエスの後に付いて行った。』
マルコは、ここで取税人レビ、すなわちマタイの召命のことについて触れています。彼は、カペナウムにある取税所の頭であったと伝えられています。カペナウムは、ローマ軍が駐屯しており、そこに取税所が設けられていました。
レビは、すでに主イエス様のことについて、うわさを耳にしていたと思われます。なぜなら、それまでに、何度もカペナウムにおいて、主が人々のあらゆる病気やわずらいを癒され、また悪霊を追い出したからです。いち早くあらゆる情報をキャッチしたレビは、忍んで主イエス様を見に行ったことは間違いありません。
この時、レビは取税所にすわっており、取税人の部下たちの監督をしていたようです。そこに、主イエス様の一行が通りかかります。主は言われます。
「私について来なさい」 (新改訳)この訳は、抽象的で少し意味が不明です。
「私の弟子になりなさい」(現代訳)この訳の方が、レビの明白な召命です。
もし、主イエス様を知らなければ、レビはついて行くはずはありません。取税人が持ち場を離れることは、その職を放棄したことになります。
ましてや、取税人の頭がそのようなことをしたら、大問題ですし、責任問題となります。しかし、そうであっても、レビは主に従うのです。明日も同じ箇所からです。》