◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月6日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書2章14節~15節】
2:14 イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって、「私について来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって従った。
2:15 それから、イエスは、彼の家で食卓に着かれた。取税人や罪人たちも大勢、イエスや弟子たちと一緒に食卓に着いていた。こういう人たちが大勢いて、イエスに従っていたのである。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『2:14 イエスが歩いておられると、アルパヨの子レビ(マタイ)が収税所にすわっているのをご覧になり、「私の弟子になりなさい」と言われた。すると、彼は立ち上がって、イエスに従った。
2:15 それから、イエスは、彼の家で食事の席に着かれた。大勢の取税人や罪人と呼ばれている人たちも、イエスや弟子たちと一緒に食事の席に着いていた。彼らは大勢いて、いつもイエスの後に付いて行った。』
レビは、カペナウムに設けられていた取税所の頭でした。そこへ主イエス様の一行が通りかかります。
「私の弟子になりなさい」
この言葉を聞くと、レビはすぐに従い、主イエス様について行きました。もちろん、レビはすでに主イエス様のことを知っていたからです。それから後のことです。
レビの家において、主は食事の席に招かれたのです。その時、弟子たちを始め、多くの者たちも共に食卓の席に着きました。そればかりではありません。大勢の取税人(おもに部下たちではないでしょうか)や罪人と呼ばれている人たちも食事の席に着いたとあります。
ここで「罪人と呼ばれている人たち」とは具体的には誰なのでしょうか。私は「遊女」ではないかと考えています。取税人は、すでに罪人とされ、一般のユダヤ人たちからは、「犬」であり、除け者とされています。
そして、この食卓の席には、レビの弟が同席していたのです。マルコによりますと、
『こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。(マルコ3:16~3:19)』と、十二弟子の名前が書き記されています。この中の一人、「アルパヨの子ヤコブ」こそ、レビ、すなわちマタイの弟なのです。》