◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月9日(日)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章1節~12節】
24:1 週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着いた。
24:2 見ると、石が墓からわきに転がしてあった。
24:3 はいって見ると、主イエスのからだはなかった。
24:4 そのため女たちが途方にくれていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た二人の人が、女たちの近くに来た。
24:5 恐ろしくなって、地面に顔を伏せていると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。
24:6 ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられた頃、お話しになったことを思い出しなさい。
24:7 人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
24:8 女たちはイエスのみ言葉を思い出した。
24:9 そして、墓から戻って、十一弟子とその他の人たち全部に、一部始終を報告した。
24:10 この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであった。彼女たちと一緒にいた他の女たちも、このことを使徒たちに話した。
24:11 ところが使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。
24:12 〔しかしペテロは、立ち上がると走って墓へ行き、かがんでのぞき込んだところ、亜麻布だけがあった。それで、この出来事に驚いて家に帰った。〕
◎ショートメッセージ
《今日はイースターです。主イエス・キリストのよみがえり、すなわち復活を祝う復活祭の日です。キリスト教会においては、クリスマスと同じくらいに喜びの日であります。
しかし、クリスマスの日は12月25日と定められているのに、イースターの日は毎年違ってきます。本当に複雑であり、また分かりにくいのが現状です。主がよみがえられた日は、1年の365日のある日であることは間違いないことです。しかし、教会で行なわれる主日礼拝の日に、日程を合わせようとする為、こんなことが起こったのです。
さて、週の初めの日とは、日曜日のことです。主イエス様は、安息日が始まる前、すなわち金曜日の午後3時頃に十字架上で死なれました。そして、アリマタヤのヨセフの墓に葬られたのは、現在の時刻では午後6時少し前のことです。午後6時から安息日(土曜日)が始まります。よって、この後は、使徒たちも女たちもそれぞれの場所において、静まっていなければなりませんでした。
それから安息日が明けますと、一斉に売店が開きます。主の葬られた墓を知っていた女たちは、香料を買いました。それからの話が、今日の場面となります。
御使いが女たちに現われ、ペテロたちへの伝言を託します。しかし、使徒たちは信じず、何とたわごとかと思ったのです。12節は、後に加えられた文章です。
〔しかしペテロは、立ち上がると走って墓へ行き、かがんでのぞき込んだところ、亜麻布だけがあった。それで、この出来事に驚いて家に帰った。〕
この後、シモン・ペテロは、復活の主イエスに出会うことになります。》