◎本日の聖書箇所【使徒の働き2章1節~4節】(新約聖書p.233下段左側)
2:1 五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。
2:2 すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
2:4 すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに他国のいろいろな言葉で話し始めた。
◎メッセージ【助け主・聖霊と言う神とは?】
《今日は、ペンテコステです。記念すべき聖霊降臨日です。主イエス様は、最後の晩餐において、十二使徒に「もう一人の助け主」を送られることを約束なされました。
「助け主」と言う言葉は、「アロス・パラクレートス」と言うギリシャ語が使われています。この言葉は、「援助の為に呼ばれた者。取りなしをしてくれる者。そして、全く同じ者」と言う意味を含んでいます。つまり、主イエス様と全く同じような「助け主」を送って下さると言うことです。そして、このお方は、「弟子たちに、すべてのことを教えて下さり、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかにされる」とも言われたのです。
また主は、このお方は「真理の御霊」であるとも言われました。真理の御霊とは、弟子たちをすべての真理に導き、父なる神様から聞いたことをすべて語り、これから起こることを伝えてくださるとも言われます。
さて、復活から40日目のことです。主イエス様は、ヨハネ・マルコの家からオリーブ山に、十一使徒たちと共に、歩いて行く道すがら、彼らに約束されました。
「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、私の証人となります。」と。
これこそが、ペンテコステ、聖霊降臨の約束であり預言なのです。そして、その通りに、「過越の祭」から50日目の五旬節に聖霊は降られました。これは、今から2000年ほど前の出来事です。
そして、『「この方はあなたがたと共におられ、また、あなたがたのうちにおられるようになるのです。」』とも、主は約束されました。すなわち、弟子たちと共に、そして私たちと共にいて下さり、私たちの中に住んで下さるのです。
聖霊様は、まだこの地上に留まっておられます。しかし、やがて、このお方が天に戻られる時が来ます。それは、花婿である主イエス様が、花嫁である教会を迎えに来られる時です。栄光ある携挙の時です。その時まで、私たちは、助け主であり、真理の御霊なるお方と共に、残された地上での生涯を、主の証人として、世の光として、地の塩として歩んで行くのです。》