◇◆◇日々のみ言葉
2023年5月29日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章37節~41節】
4:37 すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。
4:38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40 イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」
4:41 彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『4:37 すると、ひどい突風が起こって、舟は波をかぶり、舟の中は水で一杯になってしまった。
4:38 ところが、イエスだけは、ともの方で、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれ死んでも構わないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40イエスは彼らに言われた。「どうして、そんなにこわがるのか。どうして信仰が無いのか。」
4:41 弟子たちは恐れおののいて、互いに言った、「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろう。」』
昨日は、大切な真理として、主イエス様が「さあ、向こう岸へ渡ろう」と言われたことについて考えて見ました。
ところで、十二使徒の中には、四人のプロの漁師がおりました。いや、むしろ主イエス様は、あえて漁師の彼らを選ばれたのかも知れません。しかも、二組の兄弟であり、その中には、実の従兄弟であるゼベダイの子ヤコブとヨハネがいました。
また、この二組の兄弟の弟の方が、すなわちアンデレとヨハネは、バプテスマのヨハネの弟子であり、二人とも自分の兄を、主イエス様の御元につれて来たのです。アンデレは兄のシモン・ペテロを、ヨハネは兄のヤコブをです。
彼らは、ガリラヤ湖のことを、知り尽くしていました。第Ⅰの夕方(午後3時~)には、ガリラヤ湖において、大暴風はほとんど起こらなかったと思われます。
しかし、今回は、突然に大暴風が猛威を奮ったのです。これは、四人のプロの漁師にとっては、想定外の出来事でした。もし、雲行きが怪しくなっていたとしたら、彼らは間違いなく、主イエス様に申し上げたはずです。
「主よ。嵐が近づいていますから、向こう岸へ行くのは見合わせましょう」と。しかし、彼らの舟も、他の舟も向こう岸に向かったのです。明日も同じ箇所からとなります。》