◇◆◇日々のみ言葉
2023年5月30日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章37節~41節】
4:37 すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。
4:38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40 イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」
4:41 彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。再三ですが、現代訳を掲載します。
『4:37 すると、ひどい突風が起こって、舟は波をかぶり、舟の中は水で一杯になってしまった。
4:38 ところが、イエスだけは、ともの方で、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれ死んでも構わないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40イエスは彼らに言われた。「どうして、そんなにこわがるのか。どうして信仰が無いのか。」
4:41 弟子たちは恐れおののいて、互いに言った、「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろう。」』
実は、この出来事は詩篇に預言されていまです。
『船に乗って海に出る者、大海であきないする者、彼らは主のみわざを見、深い海でその奇しいわざを見た。
主が命じてあらしを起こすと、風が波を高くした。彼らは天に上り、深みに下り、そのたましいはみじめにも、溶け去った。彼らは酔った人のようによろめき、ふらついて分別が乱れた。
この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から連れ出された。主があらしを静めると、波はないだ。波がないだので彼らは喜んだ。そして主は、彼らをその望む港に導かれた。
彼らは、主の恵みと、人の子らへの奇しいわざを主に感謝せよ。(詩篇107:23~107:31)』
つまり、ガリラヤ湖で起きた「激しい(ひどい)突風」は、主が引き起こされたことが分かります。それだからこそ、主は舟のとも(後ろ)の方で眠っておられたのです。主は、弟子たちが起こすことも、もちろん知っておられました。》