◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月10日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章18節~20節】
5:18 それでイエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人が、お供をしたいとイエスに願った。
5:19 しかし、お許しにならないで、彼にこう言われた。「あなたの家、あなたの家族のところに帰り、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったか、どんなに哀れんで下さったかを、知らせなさい。」
5:20 そこで、彼は立ち去り、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったかを、デカポリスの地方で言い広め始めた。人々はみな驚いた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『5:18 イエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人が、お供をしたいと願い出た。
5:19 しかし、イエスはお許しにならないで、彼にこう言われた。「あなたの家族の所へ帰って、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったのか、また、どんなに哀れんで下さったかを、知らせなさい。」
5:20 そこで、彼は立ち去り、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったのかを、デカポリスの地方に言い広め始めたので、人々は皆驚いた。』
二千匹の豚が溺れ死んでしまい、デカポリスの近くにある町や村々の指導者たちは、主イエスに、この地方から立ち去ることを願い出ました。
確かに、それまでは、墓場に住む悪霊に憑かれた二人の男たちの存在は、大きな悩みの種であり大問題でした。その問題が解決したことには、一切彼らは触れず、養豚で生計を立てている町や村々の指導者たちに取っては、他の豚たちを守ることの方が、重大であったからです。
主イエスは、彼らの願いを聞き届け、シモン・ペテロの持ち舟に乗ろうとした時に、悪霊から解放された二人の男たちの中の一人が、お供をさせてほしいと願い出たのです。
主イエスは、彼に言います。
「あなたの家族の所へ帰って、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったのか、また、どんなに哀れんで下さったかを、知らせなさい。」
つまり、この喜びの知らせを、今まで肩身の狭い思いをして苦しんでいた家族に届けさいと言うことなのです。私は、主イエスが彼を、家族への伝道者として任命されたと考えています。彼は従い、主イエスのもとを立ち去って、主イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったかを、言い広め始めたというわけです。
一人の人が救われると言うことは、紛れもなく家族全員が救われることになるのです。これは真実であり真理です。》