◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月11日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章18節~20節】
5:18 それでイエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人が、お供をしたいとイエスに願った。
5:19 しかし、お許しにならないで、彼にこう言われた。「あなたの家、あなたの家族のところに帰り、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったか、どんなに哀れんで下さったかを、知らせなさい。」
5:20 そこで、彼は立ち去り、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったかを、デカポリスの地方で言い広め始めた。人々はみな驚いた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『5:18 イエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人が、お供をしたいと願い出た。
5:19 しかし、イエスはお許しにならないで、彼にこう言われた。「あなたの家族の所へ帰って、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったのか、また、どんなに哀れんで下さったかを、知らせなさい。」
5:20 そこで、彼は立ち去り、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったのかを、デカポリスの地方に言い広め始めたので、人々は皆驚いた。』
デカポリスとは、「10の町」という意味です。パレスチナにおけるギリシヤ植民地の10の町ガダラ、カナタ、ゲラサ、スキトポリス、ダマスコ、ディオン、ヒッポス、フィラデルフィヤ、ペラ、ラファナを指しており、アレクサンドロス大王の後継者たちによって建てられました。
これらの町は、東方におけるギリシヤ都市として、ギリシヤ語を話す多くの移民たちによって、ギリシヤ文化の中心となっていました。ガリラヤ湖南方の広大な地域にわたって展開されており、スキトポリスを除いた九つの町は、すべてヨルダン川の東に位置していたのです。
よって、異邦人の町であり、今の私たちと同じように、彼らは豚肉を好んで食べていたのです。それらの町の需要によって、その町に住んでいたユダヤ人は、あえて養豚を営み、生計を立てていたと伝えられています。
その町に、主イエス様は、かつては悪霊に憑かれ、墓場に住んでいた男を、伝道者として任命し、救いを宣べ伝えさせたのです。
この事から考えて見ますと、まだ主イエスを知らなかった私たちと、主に出会った後の私たちを垣間見ているような気がしてなりません。
人は、変わることが出来るのです。しかし、自分の力では出来ません。主イエス様によってのみ、人は180度変わることが出来るのです。
それだけではありません。変わるだけではなく、さらに主イエス様に似た者へと、変えられて行くのです。
もう一人の「助け主」なるお方、聖霊様がして下さいます。大切なことは、何時も主に聞き従い、聖霊様と共に歩むことなのです。》