◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月12日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章21節~24節】
5:21 イエスが舟でまた向こう岸へ渡られると、大ぜいの人の群れがみもとに集まった。イエスは岸べにとどまっておられた。
5:22 すると、会堂管理者のひとりでヤイロという者が来て、イエスを見て、その足もとにひれ伏し、
5:23 一生懸命願ってこう言った。「私の小さい娘が死にかけています。どうか、おいで下さって、娘の上に御手を置いてやって下さい。娘が直って、助かるようにして下さい。」
5:24 そこで、イエスは彼と一緒に出かけられたが、多くの群衆がイエスについて来て、イエスに押し迫った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『5:21 イエスがまた舟で向こう岸へ渡られると、大勢の群衆がみもとに集まって来た。イエスは浜辺におられた。
5:22 そこへ会堂管理者の一人ヤイロという人が来て、イエスを見ると、その足もとにひれ伏し、
5:23 しきりに願って言った。「私の小さな娘が死にそうです。どうか、おいで下さって、御手を娘の上に置いてやって下さい。そうすれば、娘はきっと助かります。」
5:24 そこで、イエスは彼と一緒に出かけられたが、多くの群衆がイエスに付いて来て、押し合いへし合いしていた。』
今日から、「ヤイロの娘のよみがえり」と「長血の女のいやし」の奇跡について学んでいきます。この奇跡は、三つの共観福音書のすべてに書き記されています。と言うことは、とても大切な真理を、私たちに教えているということです。
さて、デカポリス地方から、再び舟に乗って、カペナウムに戻って来ました。ただし、ガラサ人の地に向かわれた時は、第一の夕方でしたから、その日のうちに戻ることは、物理的には不可能な気がしないでもありません。もしかしましたら、どこかで野宿されたか、はたまた宿に入られたのかも知れません。なぜなら、夜が訪れますし、主イエスも十二使徒たちも、まだ夕食を取っていませんでした。
宿に泊まって、十分に休んで、翌朝カペナウムに戻ったとしたら、その後の出来事は、比較的ゆっくりと、しかも昼間の明るい中で起こって行くことになります。
また、カペナウムの浜辺には、大勢の群衆が主を待っていたことも、現実味を帯びて来ます。真っ暗闇の中で、どうして大勢の群衆が、主の帰りを待つことが出来るでしょうか。
主イエスと十二使徒たち、および他の弟子たちもカペナウムに戻り、砂の浜辺に舟を乗り上げ、固定していました。その時に、大勢の群衆が、一斉に、主の御元に集まって来たのです。その中に、カペナウムの会堂管理人であるヤイロがいたのです。明日も同じ箇所からとなります。》