◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月18日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章35節~37節】
5:35 イエスが、まだ話しておられるときに、会堂管理者の家から人がやって来て言った。「あなたのお嬢さんはなくなりました。なぜ、このうえ先生を煩わすことがありましょう。」
5:36 イエスは、その話の言葉をそばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れないで、ただ信じていなさい。」
5:37 そして、ペテロとヤコブとヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれも自分と一緒に行くのをお許しにならなかった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『5:35 イエスが、その女と話しておられる時、会堂管理者の家から人がやって来て、「お嬢さんは亡くなられました。もう、この上、先生を煩わすには及びません。」と言った。
5:36 イエスは、その話している言葉を、そばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れることはありません。ただ信じることです。」
5:37 そして、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネの三人だけを連れて行かれた。』
会堂管理者とは、ユダヤ人の中で、最高議会サンヘドリンの議員と同じくらいの地位に値する立場だと言われています。しかもカペナウムは、大きな町で、そこにはローマ軍の一隊が常駐し、取税所が設けられていました。また、カペナウムの会堂は、常駐するローマ軍の百人隊長が、ユダヤ人の為に建築したと言われています。しかも、その百人隊長は、死にかけていた部下の青年を、主イエスにいやしてもらったのです。もちろんヤイロもその事を知っています。
この百人隊長の部下の青年は、彼に取っては息子と同じくらいに、大切な存在でした。そしてヤイロにとって、十二歳になる娘は、たった一人の大切な娘なのです。
「あなたのお嬢さんはなくなりました。なぜ、このうえ先生を煩わすことがありましょう。」
この言葉は、ヤイロを絶望のどん底に引き落とします。しかし、
「恐れないで、ただ信じていなさい。」
と言う主イエス様の言葉は、絶望から希望へと引き上げるのです。
人の語る言葉は、死や絶望を与える場合が有るのです。しかし、主イエス様が語られる神の言葉は、命と希望を与えて下さいます。
私たちは、主イエスの十字架によって、罪から贖いだされ、神の子どもとされました。それだからこそ、私たちも、主イエス様と同じように、命溢れる言葉を、何時も語ることを、心掛けて行こうではありませんか。》